PS4には、不具合が起きた際に利用できる、特殊な起動モード『セーフモード』があるのをご存知でしょうか。この記事では、セーフモードでの起動方法と、利用できる機能をまとめて解説していきます。
この記事の目次
PS4を強制終了する手順
- 電源ボタンを7秒以上長押し
- 電源コードを引っこ抜く
PS4では緊急時のシャットダウン用として、上記の2つの方法が用意されています。
①電源ボタンを長押し
- PS4本体の電源ボタン(disc排出口の上側のボタン)を7秒以上長押し
- 「ピッ!!」という電子音が鳴ったら、指を離す
フリーズしてしまった場合でも、この方法で強制シャットダウンが可能です。電源コードをすぐには引き抜かず、まずはこの方法を試してみましょう。
②電源コードを抜く
コンセントに接続している電源コードを引き抜きます。上記の方法でシャットダウンできなかった場合、この方法で電源を落とすしか手はありません。
セーフモードとは?
真っ黒の画面をした、特殊な起動モードのことです。セーフモードでは、データベースの再構築や初期化といった、メンテナンスに関わる処理を行うことができます。
セーフモードの起動方法
- PS4の電源を切る
- 電源ボタンを長押し
- 一度目の電子音が鳴った後、指をはなさず7秒ほど押し続ける
- 二度目の電子音が鳴ったら指を離す
その後DUALSHOCKコントローラーの接続が求められるので、付属のUSBケーブルで接続します。
セーフモードの機能
PS4を再起動
セーフモードを終了して、本体を再起動します。「電源ボタンを押しても画面が変わらない」などのケースでは、この操作で起動できる場合があります。
またセーフモードを解除したい場合も、この機能を選択します。
解像度を変更する
新しいモニターやテレビなどにPS4を接続した際、画面が映らないといった問題を解決してくれる機能です。
こちらを選択するとPS4が一旦再起動され、480pで画面が立ち上がります。その後解像度を変更することができます。
- 自動
- 480p
- 720p
- 1080i
- 1080p
通常は自動設定にしておけば、モニターやテレビに合わせて出力できる解像度をPS4側が調整してくれます。
システムソフトウェアをアップデートする
PS4の起動がうまく行かない場合、Wi-Fiに接続していないPS4であれば上記2つの方法でアップデートできます。
Wi-Fiに接続しているPS4であれば、一番下の方法でシステムのアップデートができます。
USBストレージ機器からアップデート
最新のアップデートファイルをダウンロードしたUSB機器を接続して、PS4のアップデートを行うことができます。
アップデートファイルはPlayStation公式サイトから自分でダウンロードするか、SONYが提供しているシステムソフトウェアアップデートUSBを購入する2種類の方法があります。
ディスクからアップデート
USBのディスク版です。システムソフトウェアアップデートディスクを購入し、こちらを読み込むことでシステムのアップデートが行えます。
インターネットを使ってアップデートする
Wi-Fiに接続しているPS4であれば、インターネットを介してアップデートファイルのダウンロードが行えます。
PS4やゲームのアップデートファイルは、基本的にインターネットに接続していないとできません。公式サイトからUSBやディスクにダウンロードする場合でも、インターネット環境が必要になります。
友達の家などWi-Fi環境が整った場所にPS4を持って行って、アップデートファイルをダウンロードすることはできます。
設定を初期値に戻す
画質やサウンドといった設定内容を初期の状態に戻します。
データベースを再構築する
PS4のHDD(ハードディスクドライブ)からエラーやデータの破損を削除してくれます。
ダウンロードしたゲームやセーブデータなどは削除されません。PS4の動作が思い場合には、こちらを試してみると効果がある場合があります。
またデータベースの再構築は定期的に行うことで、PS4の動作をよくすることにも繋がります。
PS4を初期化する
内部のHDDのデータをすべて削除し、PS4を工場出荷の状態に戻します。削除したデータはバックアップをとっていない場合、復元することはできません。
エラーや不具合がどうしても治らない場合には、こちらを行うことで改善される場合があります。
PS4を初期化する(システムソフトウェアを再インストールする)
PS4を初期化した上で、最新のシステムソフトウェアをインストールします。内蔵HDDを交換したい際に利用します。
HDCPモードを設定する【PS4 Proのみ】
HDCPとは映像のフィルタリングのようなものです。
HDCPをオンにしている場合とオフにしている場合で、利用できるアプリケーションに制限がかかります。
HDCPをオンにする
DVDやBlu-rayなどで映画やアニメを再生する、またはprimeビデオなどの動画配信サービスを利用する際にオンにしておく必要があります。
HDCPがオフになっている場合は、これらが利用できなくなります。
HDCPをオフにする
キャプチャーボードを用いてゲーム画面を録画したい場合、HDCPはオフにしておく必要があります。
PS4のフリーズを防ぐ安全なシャットダウン
- PSボタン長押しでクイックメニューを開く
- アプリケーションを終了する
- PS4の電源を切る
PS4の処理能力は非常に優秀ですが、ゲームを起動したまま、一気に電源を落とそうとすれば負荷がかかってしまいます。PS4の電源を落とす場合は、上記の手順を踏むことが推奨されています。