ゲームの中には様々な裏設定(都市伝説)や小ネタが隠されているものも数多くあります。「スーパーマリオブラザーズのブロックは…」「ポケモンのレッドは…」など、何の変哲もないモノにも、実は怖い裏設定が隠れていたり。
この記事では、そんなゲームの裏設定・小ネタを20個ご紹介していきます。ゾッとするような怖い話はもちろん、思わず笑ってしまうようなギャグ的なものまで、有名なものを集めてみました。
この記事の目次
ゲームの怖い裏設定・裏話
1.スーパーマリオブラザーズ 「ブロックの正体は…」
任天堂の看板タイトル『スーパーマリオブラザーズ』。以降も様々なシリーズ作品が発売され、今や世界的な人気を誇るアクションシリーズです。そんなスーパーマリオシリーズには、実は数多くの恐ろしい都市伝説が囁かれているのです。
特に有名なのがステージ中の「ブロック」に関するもの。コインやキノコをゲットできる有難いものですが、これはなんとクッパによって姿を変えられた王国の市民達という裏設定が存在すると言われています。
最近は巨大化して派手に破壊することもできますが、自重した方が良いかもしれませんね…。
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2.ポケモン 「レッド死亡説」
ゲームボーイ版初代ポケモン(赤・緑・青・ピカチュウ)の主人公であるレッドには、様々な噂が囁かれています。特に有名なのが、「金銀版に登場するレッドはすでに死んでいるのでは?」というもの。
初代から3年後の世界を舞台にした金銀版では、カントー地方のジムバッジを全て集めたあとにシロガネ山の最深部にて彼と戦うことができるのですが、そこはフラッシュを使わないと進めないダンジョンであり、また戦闘後には一瞬で姿を消してしまいます。このことから、プレイヤーの間では「レッドはすでに死んでいる幽霊」の都市伝説が広まるようになりました。
この都市伝説は有名ですが、レッドはリメイクのHGSSやブラックにも普通に登場しましたし、公式も否定していますね。
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3.ポケモン 「レジ系と戦争」
GBAで発売された『ポケットモンスター ルビー・サファイア』から登場した伝説のポケモン・レジアイス、レジロック、レジスチル。通称「レジ系」は、「戦争」と関係が深い存在だとする都市伝説。
「”レジ”は軍事用語で”犠牲者”」「レジ系の居た場所を日本地図と照らし合わせると、すべて戦争に深く関わる場所になる」「暗号に使われる”点字”」「”ジーランス”と”ホエルオー”の意味」など類似点が多く、トレーナー達の間では彼らが「戦争と何らかの関係があると噂されています。
ポケモン好きなら間違いなく聞いたことがある都市伝説。真偽はどうあれ、こういった都市伝説は非常にワクワクしますね。
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4.ポケモン 「森の洋館」
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』に登場する謎の屋敷「森の洋館」にまつわる有名な都市伝説。ここは伝説のポケモン「ロトム」をゲットできるスポットですが、それ以外にも不気味な演出や現象が多々起こっているのです。
「部屋に現れる謎のおじいさんと少女」「こちらを見る絵画」「明らかに意味深なテキストや手紙」など、恐ろしい惨劇があった場所なのではと噂に。プレイした誰もが恐怖を感じたであろうスポットとして、今なお語り継がれています。
5.ファイナルファンタジー 名前の由来
スクウェア・エニックスが手掛ける大人気RPG『ファイナルファンタジーシリーズ』。同社は現在では知らない人はいないほどの超有名企業ですが、第1作『ファイナルファンタジー』制作当時、スクウェアは当時経営危機に直面していたため、ゲームデザイナーの坂口博信氏は「新しいRPGがゲーム産業での最後の仕事になるだろう」と考えていたそう。
そういった思いも込めて名称には「ファイナル」というワードを入れたのですが、思いがけない大ヒットとなり『ファイナルファンタジー』は同社の看板作品となりました。
6.ドラクエのメインテーマはトイレで5分で考えた
かの有名なドラゴンクエストのメインテーマ「序曲」。作曲者のすぎやまこういち先生は、公式サイト「すぎやまこういちの世界」でわずか5分で作曲したと語っています。正確かは分かりませんが、この5分はトイレの中だったというエピソードもあります。
ただし同時に「5分+54年でできた」というようなことも語られており、序曲が完成するまでの先生の54年間の人生があったからこそ、54年の間の様々な経験があったからこそ、序曲は5分でできたのだということなのでしょう。
7.ドラクエ1 「ゆうべは おたのしみでしたね。」
ドラゴンクエストに登場する有名なセリフ。宿屋に泊まると通常、翌朝に宿屋の主人から「おはよう ございます。ゆうべは よく おやすみ でしたね。」と言われるますが、ローラ姫を救出後、姫を抱きかかえた状態で宿屋に泊まると…。
当時プレイしていた少年少女に新しい扉を開かせた偉大なるセリフですね。
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8.R-TYPE 狂気の裏設定
アーケードゲームとしてリリースされたシューティングゲームの金字塔『R-TYPE』。独特の世界観やSF設定、シンプルながら奥深いゲームシステムから、未だ多くのファンから人気を誇る名作ゲームです。
そんな本シリーズのストーリーは、異星人である「バイド」から地球を守るというものですが、後に広まった裏設定がなかなかに狂気的であり「ゲームの中で一番のマジキチ設定」とも言われているほどです。
それが「パイロットは戦闘機に適応”させられて”いる」というもの。実際続編である『R-TYPE Ⅱ』では、戦闘機に乗るパイロットの手足が切断されており、戦闘機と脳を直接繋いで操縦しているというえげつない設定になっています。さらに『R-TYPE Ⅲ』では「パイロットである女性を戦闘機に乗せるために幼体固定処理を行っている」という設定に。
9.R-TYPE バイドの正体は…
『R-TYPE』の都市伝説でもう一つ有名なのが、人類の敵・バイドに関するもの。外伝作では「人類の敵であるバイドには、元々人間であった」ものもいるということが確認できる暗号が存在しており、かなりブラックな設定が窺えます。
しかしこうしたブラックな設定や世界観が、ユーザーからの熱烈な支持を受ける要因とも言えるでしょうね。
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10.R-TYPEのモンスターデザイン秘話
『R-TYPE』のボスは、かなり生物的でなかなかグロテスクな見た目をしているのが特徴の一つ。とあるボスデザインを担当した女性デザイナーは、完成したイラストを社長に見せたところ、あまりのビジュアルから「病院に行け」と言われてしまったというエピソードがあります。
ステージ2のボスとして登場し、名称は「ゴマンダー&インスルー」。ゴマンダーは「女性器をモデルにした」と言われており、インスルーはそのゴマンダーの中に出入りを繰り返しているという強烈なビジュアル。開発中はもっと形状そのままの名前だったという話も…。
11.パワポケダッシュ 「手紙の縦読み」
2006年にゲームボーイアドバンスで発売された『パワポケダッシュ』。本作には、ヒロインの1人・南雲瑠璃花の手紙にまつわる怖い話が考察されています。
瑠璃花には、実は夜逃げしている身であり、父親が残した借金から引っ越してきたという背景が。居合わせた主人公は、借金取りと彼女をかけた約束(全国大会の優勝)をすることになるのですが、約束を果たせなかった場合に突入するバッドエンドでは、彼女と母親はどこかの島へ連れて行かれてしまいます。
その後瑠璃花から手紙が届きます。一見無事に生活しているように見える内容なのですが、各行の頭を縦読みすると、「はやくたすけにきて」というメッセージを読むことができるのです。
12.「零」シリーズ制作の裏話
コーエーテクモゲームスから発売されているホラーゲームシリーズ『零』。2001年12月にPS2にて第1作『零 zero』が発売され、以降も続編が製作されてきました。
そんな『零』シリーズは、怖さとリアルさを追求するためにお化け屋敷や日本家屋、日本庭園や樹海など様々な霊的スポットで取材をするそうで、そのため製作中には様々な怪奇現象が起こったそう。
特に1と2では「絶対お祓いをしない」「御払いしたら怖くないだろ? なにかあったら役得だと思え!」というディレクターの信念から、製作時のお祓いは基本行われていないそうです。
これらは公式サイトのコラムで公表されたものであり、このような裏話を聞くとさらに怖さが増しますね。
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13.バイオハザードのタイラントの作り方
バイオハザードに登場するクリーチャー「タイラント」。ゾンビと並びアンブレラによる狂気の研究を象徴するクリーチャーであり、作中では人間の成人男性をベースにT-ウィルスを投与し、さまざまな肉体強化を施して製造された究極のB.O.W.とされています。
『RE:2』『3』に登場する「量産型タイラント(タイラント改)」は、より人型に近付けた改良型タイラントなのですが、量産のために必要な「βヘテロ・ノンセロトニン」という物質は、人間の頭蓋骨を麻酔せずに切り開き、脳の下垂体を切り取ることで採取されています。
14.バイオハザード7 「体験版に映る女性の霊」
2017年にPS4で発売された『バイオハザード7』には、恐ろしい現象が隠されていると話題になりました。本作の体験版ではストーリー序盤をプレイできるのですが、その体験版の中に低確率で「幽霊が出現する」という演出が施されているのです。
実際に幽霊が出現したとされる場所は7箇所あるようで、映り込むのも一瞬のため見逃してしまうことも多いのだとか。体験版は現在でもプレイ可能なので、気になる方はぜひ検証してみてください。
15.『デビルメイクライ』は元々『バイオ4』として開発された
カプコンが贈る人気アクションシリーズ『デビルメイクライ』。2001年にPS2で発売されて以降、数々のナンバリングタイトルが発売されてきましたが、実は元々は同社の看板タイトル『バイオハザード』の第4作として開発されていました。
当初は主人公もダンテではなく「トニー・レッドグレイブ」という警察官だったのですが、プロデューサーの三上真司氏からの「新しい『バイオハザード』にしてくれ」という要望で、よりアクション性を前面に押し出した『バイオハザード』として開発されたそうです。
しかしアクション演出などの面で「やりすぎ」てしまったため、その後は完全なオリジナルタイトルである『デビルメイクライ』として開発が進行したという経緯があります。また、シリーズ化する予定は無かったらしい。
実際バイオ4からアクション性が増していますが、その裏ではこのような製作秘話があったのですね。
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16.サイレントヒル2 「クリーチャーの正体」
コナミから発売されているホラーアドベンチャーシリーズ『サイレントヒル』。血と錆にまみれた暗くグロテスクな「裏世界」、不気味でおぞましいクリーチャーなど、狂気的で謎めいた世界観が魅力の作品です。
そんなシリーズの2作目に当たる『サイレントヒル2』に登場するクリーチャー達は、実はある事件から罪悪感に苦しむ主人公ジェイムスの妄想が現実化したもの。そのほとんどはジェイムスにしか見えず、また、ジェイムスにしか危害を加えないという設定になっています。
17.CALLING ~黒き着信〜 「赤い女」
2009年11月にWii用で発売されたホラーゲーム『CALLING ~黒き着信』。本作では度々「赤い服の女」が登場するのですが、その女は主人公を襲うことはなく、出会うとすぐに姿を消してしまいます。しかしこの赤い服の女には、恐ろしい目的が…。
この女と出会うたびにWii本体のメールボックスに赤いメールが届くのですが、内容は「みつけた」「目があいました」など不気味なものばかり。そして最後の手紙を見終わったあとにゲームを始めると、タイトル画面に赤い女が現れ、直後に画面を這い出してプレイヤー本人に迫ってきます。赤い女が狙っていたのは主人公ではなく、プレイヤー自身だったという裏設定です。
18.GTA5 「女性の幽霊出現」
PS4などで発売されている人気オープンワールドアクション『GTA5』。超広大な面積のマップが大きな魅力の本作ですが、その中には幽霊が目撃できるという曰く付きのスポットが存在しています。
場所は「ブレイン群の北東側にあるゴルド山」出現する時間は23:00~24:00の間で、岩石の上で女性の幽霊を見ることができます。
19.アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝
ノーティードッグが手掛ける人気アクションシリーズ『アンチャーテッド』。第1作の『アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝』には、開発スタッフによるユニークな隠しメッセージが隠されていたと話題になりました。
“Si usted está leyendo esta piedra sepulcral usted es un nerd enorme. Consiga por favor una vida y consiga una novia”“もしこの墓石の文字を読んでいるなら、君はとんでもないゲームおたく。彼女でも見つけてもっと人生を楽しんでください”
ゲームの内容ももちろんですが、こうしたユーモアのある隠し要素も面白さのひとつですね。
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20.えりかとさとるの夢冒険 「恐ろしい隠しメッセージ」
『えりかとさとるの夢冒険』は、1988年9月にファミコン向けに発売されたアドベンチャーゲーム。メルヘンな世界観の可愛らしい作品ですが、本作には開発スタッフによる恐ろしい裏メッセージが隠されていることが発見されました。
そのメッセージというのが、開発スタッフの1人「ひでむし」氏によって記された他スタッフらへの辛辣な愚痴メッセージ。おおよそ1分20秒に及ぶメッセージは、スタッフを名指しで誹謗中傷するものや、悪行を暴露するもの、かと思えば感謝するものもあったりと中々に衝撃的な内容になっています。
他にパスワードにもメッセージが隠されていたり。ゲーム業界の過酷さをも物語る内容に、色々な意味でゾッとさせられますね。
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21.元祖西遊記スーパーモンキー大冒険 「隠しメッセージ」
ファミコンで発売された『元祖西遊記スーパーモンキー大冒険』。孫悟空などのキャラを操作する西遊記をもとにしたアクションRPGとなっており、微妙なゲームシステムから「クソゲー」としても有名な作品です。
そんな本作は発売から十数年後、隠しメッセージが発見されたことで再び話題を呼ぶことに。ファミコン本体にカセットを刺した状態で、抜き差ししたり、他のカセットと入れ替えたりすると、通常ではアクセスできない隠しメッセージが画面に出力されます。
同ゲームのデザイナーが仕込んだものらしいのですが、内容はかなり卑猥なので割愛(詳しくは動画参照)。
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まとめ
ユーザーの間で囁かれる都市伝説的なものから公式に用意されているものまで、ゾッとするような裏設定を読んでみるのもゲームの楽しさの一つでしょう。
特にポケモンやマリオなどの人気作品には、この他にも様々な裏設定・小ネタが隠されているので、気になる方はぜひ探してみてくださいね。