現在ではPS4にも様々なモデルが登場してきました。新しく購入を考えている方や、買い替えを検討している方の中には「どのモデルを買えばいいんだろう?」と迷う人も少なくないのではないでしょうか。
そこでこの記事では、現在登場しているモデルの機能や料金を比較しながら、オススメのものをご紹介していきます。
この記事の目次
PS4のモデルの種類は?
型番 | 発売日 |
---|---|
CUH-1000系 | 2014年2月22日 |
CUH-2000系 (Slim) | 2016年9月15日 |
CUH-7000系 (Pro) | 2016年11月10日 |
PS4には大きく分けて、旧型モデルのCUH-1000系と、PS4 Slimに当たる2000系、PS4 Proに当たる7000系の3タイプが発売されています。
この3つのモデルの中にも、マイナーチェンジと呼ばれる一部機能を変更したものが数種類発売されています。
各モデルにも性能や料金面で差があるので、ここから詳しく解説していきます。
【旧型】CUH-1000系
価格 | 39,980円 |
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GPU | 1.84TFLOPS |
大きさ | 約275 mm × 53 mm × 305 mm |
重さ | 約2.8 kg |
電力 | 250 W |
いわゆる初期型とされるのがCUH-1000系モデルです。PS4の標準的なスペックに加え、特徴として角ばったデザイン、本体前面にタッチ式の電源スイッチ・イジェクトボタンが搭載されています。
2013年11月15日のPS4発売当初から登場し、以降CUH-1100・1200の2種類の型も発売されています。
CUH-1100系の違い
1000系のバグやエラーを改善し、2014年9月30日に発売された型です。とはいえ、性能や価格面でも大きな違いはありません。
CUH-1000,1100シリーズは、部品在庫の枯渇により2020年12月25日(金)をもってアフターサービスの受付を終了することが発表されています。
CUH-1200系の違い
1100系の性能にさらに改善を加え、2015年6月24日に発売された型です。
性能 | 1100 | 1200 |
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価格 | 39,980円 | 34,980円 |
重さ | 約2.8 kg | 約2.5 kg |
電力 | 250 W | 230 W |
約8%の消費電力低減と10%の軽量化が行われ、価格も5,000円値下げ、電源スイッチとイジェクトボタンは物理的ボタンに変更されています。
また1100系までは容量500GBのモデルのみ販売されていましたが、1200系から1TBモデルも販売されています。
【PS4 Slim】CUH-2000系
価格 | 29,980円 |
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GPU | 1.84TFLOPS |
大きさ | 約265 mm × 39 mm × 288 mm |
重さ | 約2.1 kg |
電力 | 165 W |
旧型モデルを小型・軽量化・低価格にし、2016年9月15日に発売された現行型モデルです。初期モデルからは10,000円安くなり、また消費電力も約60W少なくなるなどスペック面でも改善が行われています。
CUH-1000系に比べ、全体的に丸みを帯び、一回り小さい薄型デザインとなったことから『PS4 Slim』とも呼ばれています。
光デジタル出力端子が廃止に
注意点として、本体裏面(HDMIなどの差し込み口のところ)にある光デジタル出力端子がなくなっています。
光デジタル出力端子は、オーディオデバイスの接続に使う端子であり、そのため『Astro Mix Amp』などを利用しているユーザーは使用できなくなっているので注意しましょう。
2100,2200系の違い
PS4 Slimでは2種類の型が発売されています。2100,2200系については、本体の重さが約0.1kg軽くなったのみでそのほかの大きな違いはありません。
スペックや価格的にも同じであり、本体内部のパーツ変更といった技術的な改善が行われたものになりそうです。
【PS4 Pro】CUH-7000系
引用:『PS4 Pro Showcase Video | E3 2017』
価格 | 39,980円 |
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GPU | 4.20TFLOPS |
大きさ | 約295 mm × 55 mm × 327 mm |
重さ | 約3.3 kg |
電力 | 310 W |
PS4をさらに進化させ、2016年11月10日に発売されたハイエンドモデルです。GPU(映像の描写能力)の性能が約2倍になるなどハードスペックも大きく向上しています。
とはいえPS4 Proは容量1TBのみでの販売になっており、価格も相応に高くなるのがネックですね。
4K対応とブーストモードでより快適に
魅力はやはり4K対応。フルHDよりもさらに上の4K解像度でゲームをプレイすることができ、さらに一部の対応ソフトでは映像表現をより強化した高画質な状態でプレイすることもできます。
その他フレームレートの向上やロード時間の短縮といった恩恵が得られる「ブーストモード」が追加、Slimで廃止となっていた光デジタル出力端子も復活しています。
またDVD/BD再生にも対応しており、1080p出力時の画質は高級BDプレーヤーよりも高画質と言われています。
ただし、4K Blu-ray/UHD Blu-rayには対応していません。プライムビデオやU-NEXTなどでの4K対応作品の視聴には対応しています。
なお4K対応となっていますが、出力先となるテレビやモニターも4K対応している必要があるので注意しましょう。
7100,7200の違い
PS4 Proは以降も2種類の型が発売されており、現時点ではCUH-7200系が最新のPS4モデルに当たります。
これらについては、重さが約0.1kg軽くなったことと消費電力が約10W減少しただけで、大きな違いはありません。
新しくPS4を買うならどれがオススメ?
- 最高スペック&高画質でプレイしたい! →CUH-7000系(PS4 Pro)
- 最新機種で快適に遊びたい! →CUH-2000系(PS4 Slim)、CUH-7000系
- 出来るだけ安く購入して遊びたい! →CUH-2000系、CUH-1000系
ニーズによっても異なってきますが、大きく分けて上記のような場合には各モデルを検討してみるのが良いのではないかと思います。
安く購入したい場合はCUH-1000系モデルも良いですが、初期型モデルであるのとアフターサービスも終了するので、今から購入するならCUH-1200系がオススメです。
ちなみに私は、現在でも初期型のCUH-1000系を使って問題なく遊んでいます。騒音と排熱はすごいですが…。
価格を比較
参考までに3つのモデルと各型番の価格を比較表でまとめてみました。記載している価格は、Amazonでの価格(2021年8月時点)になります。
最新のCUH-2200,7200以外はメーカー生産終了しているので、中古価格のみ記載しています。容量は通常のPS4は500GB、PS4Proは1TBになります。
型番 | 新品価格 | 中古価格 |
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CUH-1000 | 19,800円 | |
CUH-1100 | 22,800円 | |
CUH-1200 | 19,700円 | |
CUH-2000(PS4 Slim) | 22,800円 | |
CUH-2100 | 18,800円 | |
CUH-2200 | 41,000円 | 26,000円 |
CUH-7000(PS4 Pro) | 31,480円 | |
CUH-7100 | 30,980円 | |
CUH-7200 | 68,600円 | 35,500円 |
PS4 Slim、PS4 Pro共に新品の値段も高くなっていますが、中古であれば安いものだと20,000円以下で購入できるものもあるようです。
amazonのほか楽天やメルカリなどでもチェックしてみると、さらに安く購入できるかもしれませんね。
『Astro Mix Amp』を使うならSlim以外
先ほども触れましたが、PS4 Slimでは接続に必要な光デジタル端子が廃止されており、ミックスアンプを使用することができません。
APEXやCoDなどのFPSをプレイしているユーザーなら、PS4 Slim以外のモデルを購入することをオススメします。
ファンの音がうるさい&排熱が気になる場合はSlim
PS4で遊んでいると気になるのが騒音。これは排熱によって熱くなった本体を冷却するために回る内部ファンの音になります。
一般的にCUH-1000系とPS4 Proは、消費電力が大きくファンの音もうるさいと言われています。
一方で現行型のSlimは消費電力も小さく、ファンの音も静かなモデル。そのため特に初期型を使っている方は、騒音による買い替えにはSlimがオススメです。
現在の型番の確認方法
【PS4 初期型】本体の背面、底面近くに記載 | |
【PS4 Slim】本体の背面、AC電源入力端子の右側に記載 | |
【PS4 Pro】本体の背面、システムポートの上に記載 |
まとめ
最新型を新品で買うのが一番良いですが、最近のゲーム機は価格が高いのがネック。そういった場合には、1つ前のモデルや古い型番のものを購入すると安く済ませることもできます。
またPS5が発売されましたが、PS4とのゲームの共有が可能であったり互換機能も搭載されていたりと、まだまだPS4の活躍の場は大きいです。
現在は値段も下がってきているので、新規購入や買い替えを検討している方はぜひこの機会に購入してみてはいかがでしょうか。