【PS1】おすすめのアドベンチャーゲーム30選!ユーザーから根強い人気を誇る名作を厳選

この記事ではPS1で遊べるオススメのアドベンチャーゲームを30本ご紹介していきます。今だにユーザーから根強い指示を受ける名作・人気作を中心にピックアップしました。気になる作品があればぜひ遊んでみてください。

アクションアドベンチャー

メタルギアソリッド

©Konami Digital Entertainment.

小島秀夫監督が手掛ける人気シリーズのリブート第1作

2005年、シャドー・モセス島で演習中の特殊部隊「FOX HOUND」が突如蜂起。彼らの要求は伝説の兵士「ビッグボス」の遺体であり、24時間以内に受諾されない場合は核を発射すると通告。この史上最大のテロ事件に、元FOXHOUND隊員ソリッド・スネークが呼び戻され、極秘裏に任務にあたるのだった。

米国『フォーチュン』誌が選ぶ「20世紀最高のシナリオ」

ステルスを確立したゲームシステム、渋くてカッコ良い主人公・スネーク、豪華声優陣による演技、それらに彩られた秀逸なシナリオ。様々な要素が魅力的でユニークで、夢中でプレイした作品でした。ムービーゲーとも言われる本シリーズですが、個人的には映画を見ている感覚で楽しめる親しみやすさも大きな魅力だと思います。

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機種PS/PS3
発売日1998年9月3日
ブランドコナミコンピュータエンタテイメント

ホラーADV『SILENT HILL』シリーズの第1作

ライターのハリー・メイソンは、愛娘のシェリルと共に田舎の観光地・サイレントヒルに向かう途中、ハンドルを切り損ねて事故を起こしてしまいます。目を覚ますとシェリルがいなくなっており、彼は娘の行方を探すため、霧の立ち込めるサイレントヒルへと足を踏み入れていきます。

国内外から高い評価を受ける陰鬱な世界観

本作の魅力は、異質な世界観によって表現された恐怖。血とサビに覆われ、おぞましいクリーチャーが闊歩する裏世界の不気味さは秀逸です。異常性・残虐性に満ちたグロテスクな世界観は、精神的に追い詰められるような怖さがあり堪りません。古い作品ですが、今の時代にプレイしても引き込まれる魅力があります。

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機種PS
発売日1999年3月4日
ブランドコナミ

Parasite Eve II

©SQUARE ENIX CO., LTD.

シネマティックRPG『Parasite Eve』の続編

1997年クリスマスイヴ、カーネギーホールで発生した集団人体発火事件を発端に、一週間に渡ってニューヨークを震わせた「マンハッタン封鎖事件」。凄惨を極めた事件は、N.Y.市警のアヤ・ブレア刑事の活躍によって一応の解決をみたが、それは更なる惨劇のほんの始まりに過ぎなかった。2000年9月。事件後も関連事件を追い続けていたアヤは、ある事実に気付き…。

PS1末期の隠れた名作アクションアドベンチャー

『BIOHAZARD』の影響が見られる作風ですが、サバイバルではなく銃火器でなぎ倒しながら進めるのが醍醐味ですね。世界観は静岡やバイオのような不気味な感じで、でも奥の深い戦闘も楽しめるという良質なアクションアドベンチャーです。ラジコン操作なので取っ付きにくいのはありますが、現在でもコアな人気を誇る名作です。

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機種PS/PS3
発売日1999年12月16日
ブランドスクウェア・エニックス

ポポロクロイス物語

©︎Sony Computer Entertainment Inc.

同名の名作マンガにアレンジを施したゲーム化作品

10歳の誕生日を迎えたポポロクロイス王国の王子ピエトロ。その夜、「ガミガミ魔王」と名乗る盗賊が城に攻め込んできて、王家の宝「知恵の王冠」を盗んでいってしまいます。ピエトロは知恵の王冠を取り返すため、生まれて初めての冒険の旅に出かけることを決意するのでした。

涙がポロポロと溢れる心温まるストーリー

本作の魅力はなんといってもストーリー。家族愛をテーマにした心温まるストーリーは、プレイしていて自然と感情移入し涙してしまいました。ゲームシステムもシンプルで非常に取っ付きやすい作品であり、ストーリーが魅力的なRPGを遊びたい方には、とてもオススメの作品だと思います。

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機種PS/PS3
発売日1996年7月12日
ブランドシュガーアンドロケッツ

幽霊の望みを叶え成仏させていく1人称ホラーADV

1937年のある日、リチャード・オズモンドの元に父からの奇妙な手紙と、警察から父の家が火事にあったという連絡が届きます。すでに焼け落ちた家の中を探索するリチャードは、偶然見つけた絵に触れた途端、24年前に行方不明になった豪華客船「オルフェウス号」へと飛ばされてしまい…。

幽霊達にまつわる切なく悲しい物語が胸を打つ

本作はホラーADVですが、背筋が凍るような怖さはなく、静かで哀しい物語が魅力の作品。幽霊達を成仏させるため過去や未練に迫っていくのですが、どの真相も悲劇的で哀しいものばかりで、思わず同情したくなるような切なさがあるのです。ストーリーが魅力的なホラーゲームをお探しの方には、非常にオススメの1作。

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機種PS/PS3
発売日1998年8月13日
ブランドフロム・ソフトウェア

Echo Night 2 眠りの支配者

©FromSoftware, Inc.

フロムソフトウェアの謎解きホラーADV第2作

『Echo Night』の続編。リチャード・オズモンドは、3ヶ月近く前に突如姿を消した恋人クリスティーナの身を案じていた。ある夜、クリスティーナがいなくなった前日に立ち寄ったという図書館を訪れたリチャードは、一冊の色褪せた本を見つける。その中には恋人とそっくりな女性の姿が写っていた。

謎解きのスリルを堪能できるシリーズ最高傑作

胸を打つシナリオも健在ですが、やはり謎解きの難易度が高い作品。本作はさらに難しいです。ゆえに謎解きのスリルや探索のドキドキ感を味わいたい人にはうってつけ。ドッキリ的な怖さは薄めですが、この作品でしか味わえない恐怖がありますよ。ちなみに主人公の名前は一緒ですが、前作とは別人なのでこの作品からでも楽しめます。

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機種PS/PS3
発売日1999年8月5日
ブランドフロム・ソフトウェア

擬似3D空間で謎解きを行うミステリーアドベンチャー

『MYST』と書かれた本の世界に取り込まれてしまった主人公。プレイヤーはミスト島の四方にある本から異世界に行き、それぞれの世界で謎解きをしてミスト島の謎の真相に迫っていきます。本作はノーヒントで、進行を助けるようなナビゲーションも一切なし。自分の頭だけを頼りに、謎を解き明かしていきましょう。

美しい世界を探索しながら行う歯応えのある謎解き

本作は背景CGのクオリティが非常に高く、神秘的で不思議な世界が見事に表現されています。謎解きの難易度は高いですが、論理的で理にかなっており、美しい世界を探索しながら頭を使うパズルは、好きな人には堪らないものでしょう。謎解き系が好きな方は、ぜひ攻略サイトを見ずに挑戦して見てください。

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機種PS/PSP/PS3
発売日1995年1月27日
ブランドCyan

RIVEN: THE SEQUEL TO MYST

©Cyan

歯ごたえのある謎解きで高評価を得た『MYST』の続編

前作と同じく、ポイント&クリックによる謎解きアドベンチャー。本作の舞台は崩壊の危機にある異世界・リヴン。プレイヤーは5つに分かれた島々を行き来しながら、謎を解いていくことになります。映像やサウンドはさらにパワーアップ、移動範囲も広がりよりやり応えのある謎解きを楽しめます。

歯応えあり過ぎな謎解きはパズルゲーム屈指の高難度

謎解きが難しくて有名な『MYST』シリーズですが、中でも本作の難易度は随一。5つの島の広大な世界に謎とヒントが点在していることが多く、どのヒントがどの謎の鍵なのか分からず非常に難解。ただし難しいからこそ自力で解いたときの達成感は格別なのです。難しい謎解きに挑戦したい方には、間違いなくオススメの作品。

美しいグラフィックに作り込まれた世界観も健在

美しいグラフィック、自然豊かに作り込まれたゲーム世界も健在。グラフィックはさらに洗練され質の高いものとなり、探索のワクワク感を大いに盛り上げてくれます。ただフィールドが5つの島になった分、ディスク5枚組の大ボリュームは…。ゲーム自体は最高ですが、移動する度にディスク入れ替えは非常に面倒なのですよね。

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機種PC/PS/SS
発売日1997年12月23日
ブランドCyan

ぼくのなつやすみ

©Sony Computer Entertainment Inc.

夏休みアドベンチャー『ぼくのなつやすみ』シリーズの第1作

1975年(昭和50年)の夏、母親が臨月を迎えたため、田舎の親戚の家へ預けられた9歳のボク。昆虫採集や虫相撲に魚釣りetc、田舎町「月夜野」で過ごす、あなただけの1ヶ月間の夏休みライフが描かれていきます。なお本作では決まったシナリオが存在せず、プレイヤーの好きなように行動することができます。

あの頃の、ノスタルジックな夏休みの雰囲気が味わえる作品

「夏休み」を題材にした世界観と自由に遊べるゲームシステムがなんとも魅力的。昆虫採集や水遊びをして過ごした夏休みの懐かしさが蘇り、ただただ最高の一言です。今見ると古臭さはありますが、それもまた昔に戻ったようで良いのですよねぇ…。今年の夏はぜひ本作をプレイして、あの頃の夏休みを体験してみてください。

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機種PS
発売日2000年6月22日
ブランドミレニアムキッチン

クロックタワー

©HUMAN

恐怖のシザーマンから逃げ延びる傑作ホラーADV

1995年9月、北欧ノルウェー。早くに両親を失い、グラニッド孤児院で育った14歳の少女ジェニファーは、引き取り手が見つかったとの報せの元、引率の教師メアリー、同じく養女となる3人の友人達と共に屋敷バロウズ邸へ向う。しかし到着後、悲鳴と共にメアリーと友人達の姿が消えてしまい…。

「殺人鬼からの逃走劇」を再現した秀逸なデザイン

ポイント&クリックで探索するアドベンチャー要素に、「殺人鬼からの逃走劇」というホラー要素を加えたゲームデザインは秀逸。無敵のシザーマンという設定も見事で、まさにオカルトホラーサスペンス映画さながらの焦燥感や恐怖感を味わえる名作ホラーです。このオカルトホラー映画のような世界観は、本作でしか味わえないものがありますね。

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機種PS/PS3
発売日1997年7月17日
ブランドヒューマン

クロックタワー2

©HUMAN

SFCで発売されたホラーADV『クロックタワー』の続編

前作「クロックタワー事件」から1年後のオスロ。事件の生還者ジェニファーは、オスロ大学の助教授ヘレンに引き取られ、徐々に落ち着きを取り戻しつつありました。そんなある日、葬り去ったはずのシザーマンがオスロの街中に再び現れ、彼女を恐怖に塗れた非日常へと引きずり込んでゆきます。

前作からパワーアップしたホラー演出で恐怖感UP

本作は日常を舞台にしたサイコホラー調の内容になっており、よりリアルな恐怖感がありました。往年のホラー映画をオマージュした要素や演出も見所で、怖い反面、映画好きな自分としては思わず反応してしまう部分がいくつもあったのも魅力的でした。ホラーゲーム好きにも、ホラー映画好きにもオススメの作品です。

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機種PS / PS3
発売日1996年12月13日
ブランドヒューマン

トワイライトシンドローム 探索編/究明編

©HUMAN

女子高生3人組が心霊スポットを巡るホラーADV

1996年、夏。都立雛城高校に通う女子高生ユカリ、チサト、ミカの3人は、学校の旧校舎に霊が現れるという怪談を耳にします。真偽を究明するために、夜の学校に忍び込むことを計画した3人。これをきっかけに、雛城町内で不穏な噂が漂う心霊スポットの探索へも足を運ぶようになるのでした。

90年代を思わせるノスタルジックな雰囲気も魅力

女子高生3人が噂の怪談を検証していくゲームですが、どの怪談も怖さと同時にどこか切なさのある内容。そんなストーリーに加え、1990年代の街並や学校風景、女子高生達のリアルな会話も印象的で、プレイしているとノスタルジックな哀愁を感じてしまいます。個人的には、当時の日本を感じさせてくれる懐かしさも魅力の作品だと思います。

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機種PS
発売日1996年3月1日 / 1996年7月19日
ブランドヒューマン

夕闇通り探検隊

©Spike

ホラーADV『トワイライトシンドローム』の後継作

陽見市にある陽見中学校で囁かれる「人面ガラス」の噂。男子生徒のナオは「人面ガラスの噂を確かめる」を口実に、想いを寄せる少女クルミと、同級生のサンゴの3人で学校裏の森にある「鳥塚」に向かうことに。「あと100日で、誰か死ぬ」鳥塚に現れた人面ガラスから、彼らは不吉な言葉を聞かされ…。

90年代の日本の街を駆け回るオープンワールド

本作では作り込まれた陽見市を駆け回り噂を検証する、オープンワールド的なゲームデザインに。90年代の街並やリアルなキャラクター描写に、プレイヤーが噂を管理し検証する主体性が加わったことで、より高い没入感が感じられる作品に仕上がっています。ストーリーはもちろん、当時の日本を駆け回れるという意味でも非常に魅力的な1本。

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機種PS
発売日1999年10月7日
ブランドスパイク

ミザーナフォールズ

©HUMAN

アメリカの田舎街で起こる怪事件を描いたミステリーADV

クリスマスの朝。アメリカ・コロラド州の山沿いの田舎町「ミザーナフォールズ」の森林で、1人の女子高生が倒れているところを発見され、病院に運び込まれるが死亡した。更に町長の娘が行方不明になっている事が判明し、警察は2つの事件を関連付けて捜査を開始する。町長の娘の同級生であるマシューは独自に調査を始めるが…。

リアルタイムで時間が進むセミオープンワールド

本作の特徴はリアルタイムで時間が進むゲームデザイン。オープンワールドで再現された田舎街を舞台に、情報や証拠品を集めながら事件の真相に迫っていくのですが、人々の行動や発生するイベントなどもリアルタイムで進みます。フラグ管理はかなり大変ですが、ゆえに事件を捜査する没入感は格別。

雰囲気・世界観に魅了される至高のADV

今だに忘れられない大好きなゲームの1つ。「アメリカの寂れた冬の田舎町」という世界観が非常によく描けており、雰囲気が最高なのです。90年代を思わせる哀愁漂うBGMも素晴らしく、この街に住みたいくらいの気持ちにさせられます。『ツインピークス』の世界観が好きな方にはドストライクかと思います。

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機種PS
発売日1998年12月23日
ブランドヒューマン

クーロンズ・ゲート-九龍風水傅-

©Sony Music Entertainment

香港の九龍城砦をモチーフとした探索型アドベンチャー

1997年、中国返還前の香港に、取り壊されたはずの九龍城が突如として出現した。陰界の九龍城がこの陽界に。2つの世界の風水を監視していた香港最高風水会議は、1人の若き超級風水師を召還し見立ての任にあたらせる。プレイヤーであるこの風水師は世界の均衡を保つ為、単身、陰界の九龍城に潜入する。

不完全なゲーム性ながらカルト的人気を誇る怪作

ゲームとしていろいろと不完全ながら、今なおカルト的な人気を誇る逸品。細部まで表現された今はなき九龍城砦の雰囲気・世界観が圧巻で、まるでその世界に迷い込んだような独特の魅力があるのですよね。万人にオススメできないのは間違いないですが、興味を持った方はまずはYouTubeで実況プレイだけでも見てみてください。

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機種PS/PS3
発売日1997年2月28日
ブランドソニー・ミュージックエンタテインメント

アドベンチャーゲーム

街 ~運命の交差点~

©︎CHUNSOFT

チュンソフトが贈るサウンドノベルシリーズの第3作

渋谷中央署の刑事である雨宮桂馬は、渋谷のオーロラビジョンに映る謎の文章を見て爆破予告だと断定。犯人を探すため、彼は5日間渋谷を走り回ることになります。本作は渋谷の街を舞台に、8人の主人公による10月11日〜15日までの5日間の物語を描いた群像劇となっています。

複雑に絡み合い交差する壮大なシナリオ

ある主人公で選んだ些細な選択が、他の主人公の運命を大きく変えてしまうというゲームシステムは最大の魅力。場合によっては生死を左右する展開にも繋がるなど、複雑に絡み合い影響し合って紡がれるストーリーには鳥肌が立ちました。サウンドノベルの面白さと快感を追求した、ゲーム史に残る傑作です。

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機種PS
発売日1999年1月28日
ブランドチュンソフト

弟切草 蘇生編

©CHUNSOFT

「弟切草」にまつわる惨劇を描いたサウンドノベル

チュンソフト制作によるサウンドノベルシリーズの記念すべき第1作。夜道をドライブしていた最中に事故を起こしてしまった主人公と恋人・奈美。助けを求めて山奥の森を進んだ彼らがたどり着いたのは、異様な雰囲気をたたえた古い洋館だった。2人は館の中で想像を絶する恐ろしい体験に遭遇し…。

「サウンドノベル」のジャンルを確立した代表作

映像とテキストを主体とするノベルゲームの原点と言える作品。さすがに全体の完成度は低いですが、選択肢での分岐システムに加え、ホラーテイストな雰囲気たっぷりの世界観など、今やってもしっかり楽しめる作品だと思います。チュンソフトならではのギャグまで詰め込んだシナリオももちろんあります。

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機種SFC/PS/PS3
発売日1992年3月7日
ブランドチュンソフト

かまいたちの夜 特別編

©CHUNSOFT/我孫子武丸

チュンソフト製作のサウンドノベルシリーズ第2弾

大学生の透は同じ大学に通う真理と共に、彼女の叔父が経営する信州のペンションへスキー旅行にやってきます。昼間にはスキーを楽しみ、夜は他の宿泊者と打ち解け楽しい時間を過ごす透達。そんなペンションを凍り付かせるかのように、突然1人の宿泊者が遺体となって発見され…。

ミステリーサウンドノベルの大傑作

シナリオは人気ミステリー作家の我孫子武丸氏が担当しており、ミステリーとして読み応えのあるものに。加えて本作では、選択肢によって事件を解決できるようになっており、序盤で犯人を特定すれば事件を防げるなど、推理する楽しさがありまるでミステリー小説の主人公になったような気分が味わえるのです。

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機種PS/PS3
発売日1998年12月3日
ブランドチュンソフト

学校であった怖い話 S

©パンドラボックス

「短編集」というゲームデザインで人気を博した名作ADV

スーパーファミコン向けに発売されたサウンドノベル『学校であった怖い話』のリメイク版。6人の語り手から好きな順番で怪談を聞くというゲーム内容です。シナリオ総数は全70本。各シナリオでは、選択肢によって話の流れや結末が変化するようになっており、複数のエンディングも存在しています。

サウンドノベルとしても質の高い良作

選んだ順番と選択肢で変化するエピソードは大きな魅力。学校の怪談というテーマだけでも、王道のものからゾッとするような恐怖を感じるもの、はたまた思わずツッコミを入れたくなるくらいのギャグテイストなものまで様々。選択肢もプレイヤーへの質問形式なため臨場感が高く、まさに学校の怪談を聞かせて貰うような体験が楽しめる作品です。

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機種PS/PS3
発売日1996年7月19日
ブランドパンドラボックス

久遠の絆

©FOG

過去から現代へ1000年かけて紡がれる恋愛劇

平穏な学園生活を送る武は、始業式の日に謎めいた転校生・万葉と出会います。その日を境に起こり始める猟奇的な事件、そして意味不明の悪夢。平安・元禄・幕末・現代と4つの時代の中で、転生し悲恋に翻弄されていく男女の運命が、壮大なスケールで描かれていきます。

転生を繰り返した先に待つ感動のクライマックス

見どころはやはりシナリオ。現代編を軸に4つの時代の悲恋をなぞりながら展開されていくストーリーは完成度が高く、グイグイ引き込まれる面白さがあります。そして終盤、各時代で張った伏線を一気に回収するクライマックスは圧巻の出来栄え。読み応えのあるアドベンチャーゲームをお探しの方には、非常にオススメの1作です。

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機種PS/PS2/PSP/PS3
発売日1998年12月3日
ブランドフォグ

クロス探偵物語

©WorkJam Co ., Ltd.

探偵となり事件を解決するコマンド式の本格推理アドベンチャー

早くに両親を亡くした主人公・黒須剣。高校を卒業し父の墓参りに訪れたところで1人の女性に出会い、「父親の死は交通事故のように見せかけた殺人であった」と告げられる。父の死の謎を抱えつつも、正義を守る遺志を継いで探偵になるため、噂に名高い名探偵に弟子入りしようとある探偵事務所を訪れるのだった…。

ユーザーから今なお熱い支持を受ける名作推理アドベンチャー

シンプルで充分なゲームシステム、ミステリーとして面白いシナリオ、魅力的なキャラクター、適度なボリュームと難易度。全体の完成度が非常に高く、今プレイしても古臭さを感じないくらいハマれます。推理アドベンチャーの傑作として、今なおユーザーから高い評価を受けるのも納得の作品。

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機種PS
発売日1999年10月21日
ブランドワークジャム

シルバー事件

©ASCII.jp

架空の社会主義国家を舞台に描かれるサスペンスアドベンチャー

1999年、「24区」。謎の連続猟奇殺人発生。24署凶悪犯罪課の刑事たちは、ある犯人像──20年前に発生した「シルバー事件」において政府の要人たちを次々と暗殺したと言われている伝説の殺人鬼・ウエハラ カムイに行きあたる。だがカムイの実像を知るものは誰もいない。果たしてカムイは復活したのか…。

海外で有名なゲームクリエイター・須田剛一氏による伝説のADV

独自の世界観と卓越した演出センスはやはり「須田ゲー」ならでは。難解で型破りなストーリー、シブみのある大人な台詞回し、先鋭的かつ実験的な演出表現、圧倒的なセンスで生み出されたゲーム世界は、他作品にはない独特の魅力があります。ゲームというよりは、1つのクリエイティブな作品として伝説的な1本だと思います。

斬新な演出手法など、あまりにクセが強すぎるゲーム

システムは酷いし、シナリオも複雑&説明不足だし、突然クイズ大会が始まるし、ゲームとしては間違いなく万人受けしないでしょう。しかし一方で、独特の世界観や個性的な登場人物達など、一部の強烈な魅力から熱狂的なファンがいる作品でもあります。かなり人を選びますが、ハマる人には唯一無二のゲームになるでしょう。

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機種PS/PS3/PS4
発売日1999年10月7日
ブランドアスキー

御神楽少女探偵団

©HAMSTER Co. /NUDE MAKER.

大正時代を舞台にした探偵アドベンチャー

大正時代の東京。「帝都一の名探偵」と言われる御神楽時人と、彼の助手である鹿瀬巴・久御山滋乃・桧垣千鶴の「御神楽少女探偵団」が構えるのは、数々の難事件を解決してきた優秀な探偵事務所。そんな彼らのもとに、帝都を騒がす新たな猟奇事件の解決依頼が舞い込みます。

当時としては目を見張るハイレベルなグラフィック

基本的なゲームシステムはテキストを読み進めていくノベルゲームですが、キャラクターの立ち絵や、アニメーションムービーが実装されており、現在のADVとほぼ変わらない仕上がり。シナリオも『クロックタワー』の河野氏なだけあり、非常に引き込まれます。ただし、前作と本作でストーリーがセットになっている点に注意。

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機種PS/PS3
発売日1998年9月17日 / 1999年10月7日
ブランドヒューマン

探偵 神宮寺三郎 夢の終わりに

©expris

ハードボイルドADV『神宮寺三郎』シリーズの第6作

近頃、過去に神宮寺と助手の洋子が初めて出会った時の事件の夢を見るようになった神宮寺。そんなある日、彼のもとに洋子の古い友人からストーカー調査の依頼が舞い込みます。調査は順調に進み、無事に解決したかに思えた矢先、2人は過去に繋がる事件へ巻き込まれていくのでした。

シリーズ屈指のハードボイルドなシナリオが光る人気作

本作では立ち絵やムービーシーンにも寺田克也氏の原画が使用されており、シリーズ1神宮寺の世界を堪能できる作品に。加えてシナリオもシリーズ屈指の完成度であり、雰囲気も相まってグイグイ引き込まれてしまいました。シリーズ未プレイの方は、ぜひ本作で神宮寺の世界を体験してみてください。

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機種PS / PS3
発売日1998年4月23日
ブランドデータイースト

ポリスノーツ

©KONAMI

小島秀夫氏が脚本、監督を担当するSFハードボイルドADV第2作

人類が宇宙で暮らすようになった時代。2013年の任務中に起こった事故から、25年を経て奇跡的に生還を果たした主人公ジョナサン。しかし過ぎた去った歳月と宇宙恐怖症により、地球での生活を余儀なくされてしまいます。2040年、地球で探偵業を営む彼の元に、ある日かつての妻・ロレインが依頼にやってきて…。

様々な面白さを持った、90年代ADVの名作

刑事もの映画をベースにしたシリアスで質の高いシナリオは見応えアリ。宇宙空間の過酷さを描いた重めな内容ですが、小島監督らしいウィットに富んだ掛け合いやユーモラスで魅力的なキャラクターといった要素もあり、暗くなり過ぎず気軽に楽しむことができます。SFやアニメが好きな方にもオススメの1作。

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機種PS/PS3
発売日1996年1月19日
ブランドコナミコンピュータエンタテイメント

serial experiments lain

©Triangle Staff/PIONEER LDC.

未来のネットワーク社会を舞台にしたサイコホラーADV

コミュニケーション用コンピュータネットワーク端末「NAVI(ナビ)」が普及した現代。中学生の少女・玲音は、自宅のNAVIで死んだはずの同級生・千砂からのメールを受け取ります。この日を境に、玲音は死を予感させる不吉な心霊現象を頻繁に目撃するようになり…。

独特なシステムと陰鬱なシナリオからカルト的人気を誇る名作

ユングの「集合的無意識」を題材とした哲学的で狂気を秘めた陰鬱なシナリオは、本作最大の魅力。そういった内容に加え、情報ネット上にある音声やムービーデータを再生していくだけというゲームシステムも秀逸。シナリオはかなり断片的なのですが、得られた情報から考察し楽しめるユーザーにとっては、他に類を見ない名作となるはずです。

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機種PS
発売日1998年11月26日
ブランドSR-12W / パイオニアLDC

風雨来記

©FOG Inc.

北海道をバイクで巡る『旅』をテーマにしたアドベンチャー

駆け出しのルポライター・轍は、1か月に及ぶ野宿旅行レポートを執筆するため北海道へやってきます。ツーリングモードで北海道の観光地をバイクで自由に巡り、アドベンチャーモードでは行く先々で出会う少女たちとの交流を行っていきます。北の大地を舞台に、彼はどのような旅を過ごすのでしょうか。

ギャルゲー史に残る鮮烈な演出もあるシナリオ

旅ゲーとしても完成度が高く、実写真を背景にした北海道の観光地や旅先での交流など、まさに旅している感を楽しめる作品に仕上がっています。もう一つ本作の大きな見どころがシナリオ。今なお語り継がれる、ギャルゲー史に残る鮮烈な演出は強く印象に残るはず。旅好きな方や、名作ADVを遊びたい方に特にオススメの1作です。

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機種PS/PS2/PS3
発売日2001年1月18日
ブランドフォグ

トゥルーラブストーリー2

©ENTERBRAIN,INC./GameCRAB

エンターブレインが手掛ける恋愛ADVシリーズの第2作

青葉台高校に通う明るく元気な少女・茜は、ある日体育館でバスケをしていた小笠原雅人と出会います。数日後茜は、親友・陽子と彗星を観るために訪れた学校の屋上で雅人と再会し、意気投合。星空を見上げながら、そしてお互いを意識し始めた茜と雅人の恋の行方は…。

システム・内容ともに正当進化したシリーズ最高傑作

学期イベントの発生や寄り道に誘えるようになったりと、前作の良さは引き継ぎながらより濃密な恋愛を楽しめるようになった本作。各イベントやストーリーの出来栄えもシリーズ屈指であり、特に胸が苦しくなるような切ない展開は本作の大きな魅力です。ギャルゲー界の名作と言われる作品、ぜひ遊んでみてください。

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機種PS
発売日1997年3月20日
ブランドビッツラボラトリー

ときめきメモリアル2

  • おすすめ度
©Konami Digital Entertainment.

ギャルゲーの金字塔『ときめきメモリアル』の続編

ひびきの市で、幼馴染の光や華澄たちと楽しい日々を過ごしていた主人公は、突然両親の都合で引っ越すことに。それから7年が経ち、再びひびきの市に戻ってきた主人公はひびきの高校に入学します。入学式の当日、主人公はショートヘアが似合う快活な少女に成長した光に偶然再会するのでした。

シンプルに恋愛ゲームを遊びたいならこれで決まり

前作のシステムを引き継ぎながら、キャラデザの変更や豪華声優陣の起用、個性のハッキリとしたヒロインたちなど、キャラクター面での改良が加わった本作。内容はもちろんヒロイン達の魅力もアップしたため、より恋愛を楽しめる作品に仕上がっています。1との繋がりはないので、シリーズが気になる方は本作のプレイがオススメ。

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機種PS/PS3
発売日1999年11月25日
ブランドコナミコンピュータエンタテイメント

みつめてナイト

©Konami Digital Entertainment

戦時下のヨーロッパ世界が舞台の純愛シミュレーション

傭兵としてドルファン王国にやってきた東洋人の主人公。プレイヤーは兵士養成所に入学した彼となり、戦争で武勲を上げ聖騎士の称号を得るため鍛錬を重ねたり、女の子と出会って恋愛関係を結んだりと、3年間の傭兵生活を送っていきます。

ドラマチックなシナリオが胸を打つ、恋愛ADVの隠れた名作

グッドエンドを見るために、他のヒロインとの特定イベントを見る必要があるなど、サウンドノベル的構成になっており非常にドラマチック。選択によってはヒロインが死亡する鬱要素もあったりと、練りこまれたシナリオは本作の大きな見どころです。シナリオが抜群に面白い、恋愛ゲームの隠れた名作。

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機種PS
発売日1998年3月19日
ブランドコナミコンピュータエンタテイメント

メモリーズオフセカンド

©KID

恋愛アドベンチャー『Memories Off』シリーズの第2作

半年前から同級生・ほたると交際している高校3年生の健。部活の最後の大会も終わり受験勉強を始める健でしたが、将来への不安からやる気が出ない日々を過ごします。そんな彼とは反対に、優秀なピアニストを目指すほたる。夢を追う彼女を眩しく思う健とほたるの間に、やがて溝が生まれて行き……。

シリーズ屈指の切ないシナリオ

恋の切なさをテーマにしたメモオフシリーズですが、中でも本作は屈指の良シナリオ。すれ違いから始まり別れへと向かう恋の様子は、見ていて辛くて切なくて胸が苦しくなります。全体的に暗く重めの内容ですが、よりリアルで切ない恋愛を味わいたい方にはぜひプレイして欲しい作品です。

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機種PS/PS2/PSP/PS4
発売日2001年9月27日
ブランドKID

ソニーから発売された「やるドラ」シリーズの第1作

大学生の主人公が偶然出会った少女・美月。彼女には名前以外の記憶が無く、主人公は記憶が戻るまで同居することを提案します。やがて、所属する映研で自主制作映画を撮影することになり、そのヒロインとして美月が起用されることに。しかしそれをきっかけに、美月の周辺で様々な異変が起こり始め…。

伏線や謎の提示により飽きさせないスリリングなシナリオ

序盤はラブコメの雰囲気が強いですが、中盤からは徐々にシリアスでサイコサスペンス色の強い展開に。伏線や物語に関わる謎も多く散りばめられていてグイグイ引き込まれ、夢中で読み進めてしまいました。ラストの真相も衝撃的でゾクッときます。ADV好きの方はもちろん、読み応えのあるシナリオを楽しみたい方にもオススメ。

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機種PS/PSP
発売日1998年6月25日
ブランドシュガーアンドロケッツ

季節を抱きしめて

©Sony Computer Entertainment Inc.

春の季節をテーマに描く『やるドラ』シリーズ第2作

季節は春。山間の地方都市に住み、一年間の浪人生活の後大学に入学した主人公は、大学構内の通称「悲恋桜」の下で倒れている、記憶喪失の女の子を見つける。以前思いを寄せていた女性に瓜二つだったその女の子に惹かれた主人公は、彼女の記憶を取り戻す手伝いをしようと行動するのだった。

春を舞台にした少し切ないラブストーリーアニメ

『やるドラ』シリーズはどれも面白いのでオススメ。ダブルキャストはサスペンスモノでしたが、こちらは恋愛色が強く、春らしい温かくて少し切ないラブストーリーという内容になっています。主題歌の「季節を抱きしめて」が名曲なのですよね。フルアニメーションはやはり素晴らしく、ボリュームも少なめなので見るだけで気軽に楽しめます。

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機種PS2/PSP
発売日1998年7月23日
ブランドソニー・インタラクティブエンタテインメント

ソニーから発売された「やるドラ」シリーズの第4作<

季節は冬。北海道の地方都市にある安アパートに住む主人公は、密かに想いを寄せていた隣人の女性・花織が、恋人と抱き合っているのを目撃してしまいます。失意に暮れる主人公のもとに、ある晩警官が訪れ、花織が病院に運ばれたと告げられます。花織は恋人が事故死したショックが原因で記憶を喪失しており…。

恋愛ADVとは思えないほど沈鬱なストーリー

主人公は記憶喪失のヒロインのために恋人であるフリをし続けるのですが、とにかくストーリーが重いです。些細なことでヒロインの記憶が戻ると、絶望して命を断つというバッドエンドに直行。主人公もだんだんと辛くなっていき、最終的には…。CS作品としては珍しい程の鬱ゲーですが、好きな人にはとことんハマる作品かと思います。

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機種PS/PSP
発売日1998年11月26日
ブランドシュガーアンドロケッツ

アナザー・マインド

©SQUARE ENIX CO., LTD.

ヒロインと一心同体になって事件を解き明かす実写ADV

主人公はある日、意識だけの状態になって、交通事故で昏睡状態に陥っていた女子高生の葉山瞳の意識の中で目覚める。主人公は自分の名前以外のことは思い出せず、記憶喪失になっていた。昏睡から回復した瞳は自分の中にいる主人公の存在に戸惑いつつも協力する事になり、彼女の周りで起こる不可解な事件を共に解決していく。

ヒロインと一心同体になって事件を解き明かす実写ADV

全編実写、ヒロインに指示を出してストーリーを進めていくという異色のADV。学園祭に届いた脅迫状を始め、温泉地での殺人計画、コンサートの爆弾テロと、青春ミステリー・サスペンスのような内容で先が気になるエピソードばかり。実写ADVはクソゲーのイメージが強いですが、本作はシナリオも面白く分岐も様々で完成度の高い良作です。

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機種PS
発売日1998年11月12日
ブランドスクウェア

最終電車

©︎ヴィジット

ヴィジットから発売された8本のPS用ノベルゲーム第2弾

遅くまでの残業のため、仕事の帰りにいつも乗っている最終電車。しかし、その日は何か様子が違っていた。最終電車は各駅停車のはずなのだが、自分の降りる駅で電車が止まらなかった。何故電車は止まらないのか、主人公はその謎を解こうと最後尾から先頭車両へと移動する。そこで主人公が見たものは…。

最終電車に乗りこんだ主人公が体験するエグイ物語

大筋は最終電車に閉じ込められた主人公と乗客達が脱出を目指すというストーリー。選択肢によってホラーからパニック系、ラブストーリーまで様々な物語を体験できます。どれにも共通するのが日常と隣り合わせの出来事というところで、日常が非日常に変化した時のリアルな怖さはゾクッときます。シナリオもしっかりと面白い、隠れた名作ノベルです。

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機種PS
発売日1998年2月26日
ブランドヴィジット

閉鎖病院

©︎ヴィジット

ヴィジットが贈る「ハイパーノベルシリーズ」第四弾

時は震災の余韻冷めやらぬ大正14年。東京郊外にある大東亜病院に勤める薬剤師である主人公は、高熱を出して倒れてしまう。てっきり悪性の風邪だと思う主人公だが、同じ病気で入院した先輩薬剤師・板垣が、奇怪な死を遂げたことから、事態は急変する。板垣の死に疑問を抱き、それとなく調査を始めた主人公は、やがてこの病院に潜む恐るべき恐怖に気付く。

上質なミステリーシナリオが面白い隠れた名作ノベル

本作はとにかくシナリオの出来が素晴らしいです。演出や伏線の張り方も上手く、後半の怒涛の展開も秀逸で、先が気になる上質なミステリーに仕上がっています。サブシナリオも豊富で長く楽しめるのもいいところ。「同シリーズ最高傑作」と言われていますが、PS1のサウンドノベル全体で見ても屈指の良作だと思います。

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機種PS
発売日2000年4月29日
ブランドヴィジット

黒ノ十三

©TONKINHOUSE

人気作家・綾辻行人氏が監修を務めたホラーノベル

人気作家・綾辻行人氏が監修を務めた、サウンドノベル形式のホラーアドベンチャー。複数の執筆者からなる13編の恐怖の物語を楽しめます。ゲームシステムは一般的なAVDとほぼ同じですが、3つの選択肢には正解が1つしかなく、残りの2つを選んだ場合すぐにバッドエンドとなってしまう点が異なります。

重度の鬱シナリオ『羽音』

メインテーマを「恐怖」とした各シナリオは、不気味系・不思議系・不条理系など様々であり、どれもレベルが高く非常に面白いです。特に『羽音』シナリオは強烈で、ユーザーの間でも「史上最悪の鬱シナリオ」として有名。一度読むと一生忘れられない強烈さです。ホラーノベルが好きな方にはオススメの作品です。

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機種PS
発売日1996年9月27日
ブランドトンキンハウス

まとめ

PSで発売されたレトロゲームの中には、現在でもカルト的な人気を誇る作品が多いです。特にアドベンチャーゲームは、今では中々味わえなくなった独特の魅力を持つ作品も数多くあります。

気になる作品があれば、まずは実況動画などからでも作品に触れてみてはいかがでしょうか。

なお現在ではゲームアーカイブスで手軽にPS1、PS2のゲームを遊ぶことができます。PS1のタイトルであれば価格も600円程度と安価なので、ぜひ遊んでみてください。