【2022年版】「絶対ハマる！」本当に面白いおすすめ名作アニメ64選

怪我をきっかけにバスケを断念し、不良となっていた主人公・岡崎朋也は、ある日学園前の坂道で女子生徒・古河渚と出会います。渚との出会いをきっかけに、朋也は演劇部を再建する手助けをすることとなり、その過程で交流を持ったクラスメイトや友人の悩み・心の傷を解決していくのでした。

この作品は本当に感動ポイントが多くて、特にアフターストーリーの後半は毎回泣きながら視聴していたほどでした。学生時代だけでなく朋也が大人になってからも、色々なことを経験し乗り越えながら成長していく姿をみていると、グッと来るのと同時に勇気づけられもするのですよね。人生の節目節目に見たい名作です。

「神聖ブリタニア帝国」により、大陸の3分の1が支配された架空の世界が舞台。主人公・ルルーシュは、ある日謎の少女・C.C.（シーツー）と出会い、彼女から絶対遵守の力「ギアス」を与えられます。世界に対する反感を抱くルルーシュは、持ち前の頭脳とギアスを駆使して、神聖ブリタニア帝国への反逆を開始するのでした。

この作品の魅力は、やはりルルーシュのダークヒーロー感ですね。たとえ手段が間違っているとしても力の限りを尽くして変える、正義の味方のような甘さもなくギアスをどんどん使って人を操り、ただ勝つために賢く時にずるく立ち回る姿が爽快でかっこいいのですよね。ロボットものが苦手な自分も、この作品だけは一気に視聴してしまいました。

同名のビジュアルノベルゲームを原作としたSFアニメ。主人公・士郎は、願望器「聖杯」を求め7人の魔術師とその英霊が戦い合う『聖杯戦争』へ巻き込まれていきます。アニメでは、原作のセイバー（stay night）、凛（Unlimited Blade Works）、桜（Heaven’s Feel）の3人のヒロインの物語が各シーズンで描かれます。

滑らかなで美しい作画に加え、ストーリーも面白いのがFateの魅力ですが、個人的に一推しなのが『Heaven’s Feel』。全体的にかなり陰鬱で重く切ないストーリーになっており、ドラマとしても非常に見応えがあるのですよね。シリーズの劇場版ではありますが、アニメシリーズの構成の理由から選出しました。

秋葉原の大学生・岡部倫太郎は、発明サークル「未来ガジェット研究所」を発足。ラボメンバー（ラボメン）の橋田至や幼馴染の椎名まゆりと共に、日々ヘンテコな発明を繰り返していました。そんなある日訪れた講演会で天才少女・牧瀬紅莉栖と出会ったことをきっかけに、倫太郎は予想も付かない壮大な陰謀に巻き込まれていくこととなります。

初めて見たときの衝撃は今でも忘れられず、正直まだ見ていないという人を羨ましく思う程です。何よりもシナリオが上手すぎるのですよね…。タイムリープを技巧的に絡め、序盤で散りばめた伏線を終盤で一気に回収する展開は秀逸。中盤からのサスペンス調の展開と相まってもうとにかく面白いのです。人生で一度は見て欲しい傑作アニメです。

普通の中学生・鹿目まどかは、ある日出会った謎の生き物・キュゥべえから「僕と契約して、魔法少女になってよ」と告げられます。突然のことに戸惑うまどかでしたが、その日を境に恐ろしい魔女との戦いに巻き込まれていくようになります。

衝撃的な展開度で言えば、間違いなく上位に食い込む作品ですね。ホラーな雰囲気と第3話でかなり有名になっている気がしますが、それを知った上で見てもものすごく見応えがあるのですよね。伏線を張った秀逸なシナリオや魔女の世界のタッチなど、他のアニメとは大きく異なる魅力があるのがこの作品。これを見れば、きっとアニメにハマるはずです。

女子高生4人が、観測隊として南極を目指すまでの道のりを描いた青春アニメ。本作はニューヨークタイムズの「2018年最も優れたテレビ番組」の10本にも選出されており、また第22回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門では審査委員会推薦作品として選出されています。

シナリオもキャラクターも音楽もどれも本当に素晴らしく、そしてとにかく感動した作品。主人公達4人の深い絆ももちろんですが、高校生という大事な時期に「何かしたい」と思い立って行動する姿は心に響き、勇気づけられました。視聴後に爽やかな感動をくれる、万人にオススメの名作です。

『P.A.WORKS』による「働く女の子シリーズ」第一弾。東京で暮らす女子高校生・緒花は、ある日母の都合で石川県の実家である旅館・喜翆荘へ単身引っ越すことに。緒花は住み込みの仲居見習いとして働きながら、学校へ通う生活を送ることとなります。厳しい女将や旅館で働く友人・同僚達と触れ合いながら、緒花の新生活が幕を開けます。

中学生だった当時にリアルタイムで見ていて、思いっきり心を動かされた作品。学生として過ごしながら同時に温泉旅館で同級生と仕事をしている姿に、ただただ憧れたのですよね。何かに悩んだり、落ち込んだりした時に、今でもたびたび見返しているお気に入りの作品です。

ちなみに作中のお祭り「ぼんぼり祭り」は、舞台となった石川県湯涌温泉で毎年秋ごろに開催されています。一度足を運んだことがあるのですが、とても綺麗なお祭りでした。ハマった方はぜひ訪れてみてくださいね。

女子高生・黒沼爽子は見た目が暗く奥手な性格なのに加え、長い黒髪のせいで周囲から「貞子」と呼ばれ恐れられることに。そんな爽子は、噂話を気にしない学年一の人気者・風早翔太と親しくなっていきます。恋や友情、様々な出来事を通して成長していく高校生達の青春模様が描かれます。

王道的なストーリーではありますが、直球の青春恋愛ものはやっぱり良いですね、見ていてドキドキします。この作品は、登場人物みんな嫌味がないところも良いのですよね。ただ純粋に、恋や友情と向き合っていく姿勢が真っ直ぐ過ぎて眩しいくらいです。爽やかでキュンキュンする恋愛アニメをお探しならコレで決まり。

烏野高校は、昔は全国出場も果たすほどのバレーの強豪校。しかし現在では、「落ちた強豪」と呼ばれるほどの弱小校に。そんな烏野に、天才セッター・影山と抜群のジャンプ力を持つ・日向が入学したことで、烏野は再び全国出場を目指していくこととなります。

この作品には超能力などは登場せず、誇張表現はありますが、全て実際のプレーを登場人物やチームの強みとして描いています。ゆえにド直球のスポーツアニメ。強豪相手にも、チームの結束力と練習で磨いた技を使って立ち向かっていきます。そのため試合シーンは見ていて自然と熱くなれ、心揺さぶられ、感動してしまうのです。

キャンプブームの火付け役にもなった作品。ソロキャンパーの女子高生・リンは、あるキャンプ中に出会った同級生・なでしこと親しくなります。リンの姿に感化されキャンプに目覚めたなでしこ。そんな彼女と友人達の、キャンプを満喫するゆるやかな日常が描かれていきます。

食べ物と飲み物を用意し、後はゆるキャン△を視聴すれば、至福の時間の完成です。可愛いキャラクター達が楽しそうにアウトドアを満喫している、それを見ているだけでこちらまで幸せになってくるのですよね。もちろん絶景や食事といったキャンプの醍醐味が見れるのも嬉しいところ。この作品を見ると、本当にキャンプに行きたくなります。

高校受験に失敗し、引きこもりの生活を送る主人公・じんたん。そんな彼の目の前に、ある日死んだはずの幼馴染・めんまが幽霊となって現れます。めんまのお願いを叶え彼女を成仏させるため、じんたんはかつての幼馴染グループ「超平和バスターズ」の面々と力を合わせ行動していくのでした。

繊細なシナリオや丁寧な心情描写、懐かしさのある風景など、様々な見どころがある作品。各々が抱える過去の過ちと向き合いながら、次第に以前のような関係に戻っていく登場人物達の姿に心温かくなります。最終話の名シーンでは、画面がぼやけるほど涙してしまいました。仲直りさせようとするめんまが、また健気で可愛らしいのですよね。

前作『ef – a tale of memories.』の第2シーズン。音羽学園に通う高校生・夕の前に、ある日謎の女子生徒・優子が現れます。笑顔で友好的な態度とは裏腹に、「あなたを憎んでいる」と話す優子。彼女との交流を続けるうち、夕は忘れていた過去の記憶を思い出していきます。

個人的に大好きな作品。丁寧な心情描写で描かれるシナリオももちろんですが、何より演出が素晴らしい。芸術的とも言えるような見事な演出から、各シーンがなお感動的に、重く切なく感じられ、より一層心に響くのです。心に残るシーンはいくつもありますが、特に終盤の10話以降は一度見たら忘れられないほど。

『P.A.WORKS』による「働く女の子シリーズ」第二弾。高校卒業後、アニメーション制作会社「武蔵野アニメーション」に就職したあおい。制作進行を任された彼女は、多忙なスケジュールや次々と発生するトラブルなど、作品完成のため奔走しながら、日々成長していくのでした。

自分の仕事が好きであること、自分のやりたい夢があること、そういったことの素晴らしさがガツンと感じられる作品ですね。かなり激務なアニメ制作の現場が描かれていますが、登場人物みんなから「いい作品を作りたい」という情熱が伝わってきて心を強く揺さぶられます。学生の方や新社会人の方には、特に見て欲しい一作。

妖の姿を見ることができる高校生・夏目貴志は、ある日出会った妖怪斑（まだら）から、祖母・レイコの遺品である「友人帳」の話を聞かされます。友人帳は、レイコが負かした妖怪の名が記されており、多くの妖を使役出来る宝物。貴志は妖怪斑を説得し、友人帳に記された名を妖怪達に返すことを決意するのでした。

妖怪達との交流がどれも心温まるものばかりのですよね。レイコと友達だったもの、人間に恋をしているもの、お世話になった人に一目会いたいというもの。そんな気持ちで貴志のもとへやって来る妖怪達の健気な姿は、愛おしく思え涙してしまいます。見ると優しい気持ちになれる作品。

アイドル養成所に通う女子高生・卯月は、以前落選した「シンデレラプロジェクト」オーディションに繰り上げ合格したことを知らされます。新メンバーにスカウトされた凛、再選考を勝ち抜いた未央の3人は、その他プロジェクトのメンバーと触れ合い、協力しながら、トップアイドルを目指し奮闘していきます。

自分の夢に向かって必死に努力するアイドル達に胸を打たれますね。特に本作ではアイドルとしての挫折や苦悩にスポットが当てられており、見ていて苦しくなるシーンも多々あるのですが、それらを乗り越え成長していく姿にとても励まされ感動するのです。人によって好みの分かれる作品だとは思いますが、個人的にはアニメを見てアプリも始めたほどハマってしまいました。

「自動手記人形」と呼ばれる代筆屋の少女が、様々な依頼者と出会い成長していく姿を描いた感動作。本作は京都アニメーション主催のシナリオ大賞『京都アニメーション大賞』で、史上唯一の大賞受賞作。劇場版は『鬼滅の刃 無限列車編』と並び、2021年アカデミー賞優秀アニメ作品賞を受賞しています。

1話完結型の構成になっており、お話ごとにヴァイオレットが依頼者の代筆を行っていきます。どのお話でも依頼者の一途な思いが丁寧に描かれており胸に染みるのですよね。本当にハンカチかバスタオル必携のアニメです。アニメ好きはもちろん、普段見ない人にも自信を持ってオススメできる作品。

大正時代を舞台に、主人公・炭治郎が鬼と化した妹を人間に戻すために戦う姿を描いた和風剣戟奇譚。コミックスの累計発行部数は1億5000万部を突破、Crunchyrollアニメアワード2020でAnime of the Year（最優秀作品賞）を受賞、劇場版は日本歴代最高興行収入を記録するなど、大きな社会現象を巻き起こした作品です。

社会現象も巻き起こした説明不要の大人気アニメですね。ギャグと感動を織り交ぜた緩急のあるシナリオに加え、ufotableによる美麗な作画・演出など、本当に見ていて楽しいと思えるアニメ。キャラクターもみんな魅力的で、思わずグッズに手が出そうになりました。食わず嫌いせず、ぜひ楽しんでみてください。

『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの第3作目。ある日突然「スタンド」と呼ばれる能力に目覚めた主人公・承太郎。しかしそのスタンド能力の発現は、かつて高祖父が対峙したはずの吸血鬼・DIOの復活を意味していました。承太郎とその仲間のスタンド使い達は、DIOの野望を阻止するため苛烈な旅へと踏み出します。

独特な台詞回しの面白さと、スタンドを使った熱いバトルのバランスが丁度よく、どんどん先へ見進めてしまいました。特に後半のエジプト編は個性的で強力なスタンドも現れ、緊迫したバトルの連続でグイグイ引き込まれました。見ると絶対セリフやポーズを真似したくなります。

地下のジーハ村で暮らす少年シモンは、ある日光る小さなドリルと巨大な顔を見つけます。その時突然村の天井が崩れ、地上から謎の巨大ロボット・ガンメン達が襲来。為す術ない状況の中、シモンが先ほど見つけた巨大な顔のコックピットに、光る小さなドリルを差し込むと、顔はガンメン・ラガンに変化したのでした。

この作品はとにかく”熱くて爽快”。漢気溢れるカミナの生き様、大グレン団の絆、悪を成敗するストレートな展開、感動的なクライマックスetc。そんな中に、人間としての生き方をテーマにした部分もあり、思い悩んだ時や人生の節目で見返すと良い刺激がもらえるのですよね。いくつになっても勇気や元気を与えてくれる名作アニメです。

首都高速で発生した大規模な火災事故。消化活動を行う消防士達と共に、観世トオル率いる悪霊退治専門の特殊部隊がやってきます。火災の原因は恐ろしい悪霊の仕業であり、特殊武器で次々と悪霊を退治していく彼ら。順調に進み鎮火するかに見えた火災事故でしたが、彼らの前に恐ろしい悪霊が姿を現します。

ホラーな世界観とシリアスなストーリーにどハマりし、夢中でラストまで一気見してしまいました。悪霊との戦いに、登場人物達の様々な思いを絡めて展開されるストーリーは、非常に見応えあり。特に主人公の神楽と黄泉に降りかかる悲しい運命には、見ていて胸が痛くなりますね。ストーリーもバッチリ楽しめるホラーアニメです。

突如現れた「巨人」から身を守るため、巨大な城壁を建設し平和な生活を送る人類。永遠に続くかに見えたその生活は、ある日現れた壁を超える超大型巨人の攻撃により一変します。壁内に侵入した巨人の襲撃により母を失った少年エレンは、対巨人組織である「調査兵団」に入団し、巨人との戦いに身を投じていくのでした。

立体機動装置を使った巨人との戦闘シーンは圧巻。映像がとにかく滑らかで、巨人との緊張感のある戦闘には手に汗を握ります。もちろん戦闘だけでなく、ストーリーもしっかり面白い。張り巡らされた伏線を回収しながら世界の真実に迫っていく展開には、見る手が止まりませんでした。4期まで制作されていますが、一気に見てしまうはず。

幼い頃父を失った少女・流子。父の死に関係する「片太刀バサミ」を追い本能字学園へと転校した彼女は、そこで生徒会長の皐月と出会います。彼女が片太刀バサミの秘密を知っていると感じ取り戦いを挑む流子でしたが、「極制服」を操る生徒会により返り討ちに。敗走し意気消沈する彼女の前に、謎の黒いセーラー服「鮮血」が現れます。

この作品を一言で表すなら「勢い」。圧倒的なスピード感でストーリーが進むので見る手が止まらず、全く飽きずに最後まで一気に楽しめてしまいました。極制服や片太刀バサミといったファンタジーの要素も盛り込んだ作風のため、普通の学園バトルものより親しみやすいところも魅力。ぜひ一度、この作品の面白さを体験してみてください。

西暦2022年、世界初のVRMMORPG「ソードアート・オンライン」がリリース。約1万人のユーザーがログインする中、ゲームマスター・茅場晶彦の口から「死亡したプレイヤーは現実世界でも死亡する」という真実が告げられます。ユーザーの1人である少年キリトは、このデスゲームで生き残るべく戦うことを決意するのでした。

題材からしてもう面白そうなのですが、その予想を遥かに上回るくらい面白い作品でした。強力なボス達と戦う手に汗握るバトルシーンももちろんですが、大きな陰謀が絡んできたり、シリアスな展開が待ち受けていたり、ストーリーが見ごたえあるのも本作の魅力。特にマザロザ編は号泣しました…。見終わる頃には全キャラに愛着が湧くのですよね。

コンビニ帰りに突如異世界に召喚されてしまった主人公・スバル。突然の出来事に追い討ちをかけるように、いきなり命の危機に見舞われます。ピンチを救ってくれた銀髪少女・サテラに恩返しをするため、スバルは彼女の物探しに協力することに。手がかりが掴めた矢先、何者かの襲撃を受け2人は命を落としてしまい・・・。

異世界モノでありながら、シナリオが秀逸で非常に見応えアリ。スバルは死んだらタイムリープできるという能力を持っているのですが、何度もやり直せる反面、事件を回避しないと大切な人が幾度も死んでしまうことになり、その現実は時に見ていて苦しくなるほど。異世界モノが嫌いな人にも、自信を持ってオススメできる一作です。

あらゆるゲームで連勝を重ねる最強の天才ゲーマー兄妹・空と白。そんな2人は、ある日受け取った謎の招待状をきっかけに、物事のすべてがゲームで決まる異世界「ディスボード」に召喚されてしまいます。世界統一をかけ、十六種族がゲームによって争う中、空と白は最弱である人類種を導くことになるのでした。

策略と才能でゲームに勝利していく様子は熱くて爽快。特に天翼種との具象化しりとりでは、天才的な勝ち方に衝撃を受けました。そんな熱さだけではなく、本作では空と白含めキャラクター達をコミカルに描いており、掛け合いなんかを見ていると思わず笑ってしまうのですよね。ゲームはカッコよく、時にはコメディでおかしく、緩急があって飽きずに見られる作品です。

前作『結城友奈は勇者である』の前日譚を描いた続編。神樹館に通う小学6年生の須美、園子、銀の3人。勇者の適性を持った彼女達は、この世界の源である「神樹」を守るため、迫りくる謎の怪物バーテックスと戦うお務めを任されます。順調に戦いをこなす3人でしたが、やがてお務めの過酷な現実と向き合っていくことになります。

本作はシリーズの第2シーズンであり、前作の前日譚。シリーズ通して表現されている平穏な日常と過酷なお務めの対比は秀逸で、本作ではより強烈に描かれており穏やかな日々のありがたさを痛感させられます。主題歌がまた作品とものすごくマッチしていて良いのですよね…。

蟲による様々な問題を解決することを生業とする「蟲師」のギンコ。蟲の研究をしながら旅をする彼のもとへ、ある日描いたモノに命を宿す「神の筆」を持つ少年の噂が届きます。噂を聞いたギンコは、調査のため人里離れた山奥に1人で住む少年のもとを訪れるのですが、その家で時折少女の姿を見かけるようになり・・・。

この作品の魅力は、良い・悪いでは片付かないエピソードでしょう。蟲に悩まされる人もいれば、中には蟲のおかげで幸せに暮らしている人もおり、退治する先は必ずしもハッピーエンドだけではないのです。そんな彼らを見ていると、幸せとは何なのか深く考えさせられました。それにしても、世界中を旅して人助けをする人生にはちょっと憧れますね。

高倉家は双子の兄弟・冠葉と晶馬、体が弱く病気がちな妹・陽毬の3人暮らし。ある日3人で出かけた水族館で、陽毬が倒れそのまま息を引き取ってしまいます。悲しみに暮れる兄弟の前で、突然死んだはずの陽毬が起き上がり、「ピングドラムを手に入れるのだ」という謎の言葉を口にするのでした。

『少女革命ウテナ』で有名な幾原邦彦監督の作品。イクニ作品は、メタファーの多用や抽象的な演出など見ていて難解な部分が多く、本作もそういった表現が多くあるため、見終わった後にストーリーやテーマを考察する面白さがあるのですよね。考察系が好きな人や、じっくり深く味わえるアニメをお探しの方にオススメの一作です。

人口2000人未満の小さな田舎の村・雛見沢村に引っ越してきた少年・圭一。村の学校に通いながらクラスメイト達との楽しい日々を過ごしていたある日、雛見沢で起こる不可解な連続未解決事件の噂を見にしてしまいます。軽い興味から調査を開始した圭一でしたが、周囲の態度に不気味な違和感を覚え始め・・・。

ホラーアニメでは間違いなくNO.1。不気味な怪死事件や閉鎖的な田舎の村の空気感など、オカルト的な怖さが存分に味わえる作品なのですよね。もちろんただ怖いだけでなく、ミステリーの要素を取り入れた秀逸なシナリオも魅力。語り出すと止まらないくらい非常に面白い作品なので、未視聴の方はぜひ一度見てください。

ちなみに2020年に最新作となる「業」が放映されていますが、こちらはリメイクではなく続編に当たるので注意。ひぐらしのストーリーをしっかり楽しみたい方は、2006年の第1作から視聴することをオススメします。

噛んだ人間を変異させてしまう怪物・カバネに覆い尽くされた世界。人類は、装甲蒸気機関車で駅（砦）を往来することで、カバネの驚異から身を守り生活していました。カバネの研究を行う少年・生駒は、ある日カバネの襲撃を受け、抵抗するも噛まれてしまいます。自作の器具によってウイルス侵食を止めた彼は、体はカバネながら人格を保った存在・カバネリとなってしまうのでした。

カバネの脅威からくるハラハラ感も良いですが、個人的にはストーリーが見どころ。物語の本筋はカバネと人の戦いですが、中にはこの環境を利用しようと考える悪い人間や、疑心暗鬼になって狂ってしまう人間もいたりします。そういった人間同士の醜い争いも描かれていて、飽きずに見ることができるのもポイント。

舞台は1990年代から見た未来のネットワーク社会。女子高生の玲音は、数少ない友人であるありすから、自殺した生徒からメールが届くという噂を聞かされます。家に帰った玲音は、情報端末であるnaviを起動してメールを確認することに。そこには、自殺した生徒・千砂から不可思議なメールが届いており・・・。

本作の魅力は哲学的なエッセンスを取り入れた難解なシナリオ。意識や世界の認識、ユングの集合的無意識などが題材として扱われており、哲学的で難解な内容にワクワクと考察が止まりませんでした。ちなみにPSのゲーム版は、10万越えの超プレミア価格も付いています。

人類が「呪力」と呼ばれる超能力を身に着けた1000年後の日本。自然豊かな集落・神栖66町で暮らす少女・早季とその幼馴染達5人は、課外実習で出かけた森で先史文明が遺した自走型端末・ミノシロモドキと遭遇します。好奇心から端末を閲覧した彼らは、現在に至るまでの恐ろしい歴史を知ってしまうのでした。

ホラーとファンタジーが上手く噛み合っており、ラストまで一気に視聴してしまいました。ミステリーと言っても良いくらい設定や話の作り込みが細かいので、グイグイ引き込まれてしまうのですよね。中盤からのワクワク感とスリリングさは、この作品でしか味わえないものがあります。

病気療養のため母の実家に身を寄せ、夜見山北中学校に転入することになった恒一。暖かい歓迎を受ける恒一でしたが、同時に何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚えます。そんなある日、クラスメイトが凄惨な死を遂げる事故が発生したことで、3年3組に降りかかる呪いについて知らされるのでした。

ストーリーももちろん面白いのですが、映像化が大成功しているように思います。不気味な雰囲気がうまく表現されているうえ、ミステリーとしての見せ方も上手く、先が気になってどんどん見てしまいました。生徒の死亡シーンまでかなり生々しく描写されているのでそこも見どころ。

「リバイバル」というタイムリープ能力を持つ青年・悟。ある日悟は、東京へ遊びに来ていた母が自分の部屋で刺殺されているのを目撃してしまいます。その直後にリバイバルが発動。小学生時代に戻った悟は、母親殺害の事件を未然に防ぐため、当時起こった連続誘拐事件と向きあって行くことになります。

シナリオの完成度が高く、先が気になって気になってどんどん先へ見進めてしまいました。小学生の無力さと連続誘拐事件の恐ろしさから、最後までハラハラしっぱなしで楽しめたように感じます。全く関係ない理由で犯人には序盤で気付きましたが、それでも夢中で見れたので本当に面白いのでしょうね。

春休みにとある事件に巻き込まれ、吸血鬼の力を持ってしまった高校3年生の阿良々木暦。5月のある日、暦はふとしたきっかけから病弱なクラスメイト戦場ヶ原ひたぎの秘密を知ってしまいます。彼女の秘密（体重がないこと）が、特殊な怪異の仕業であると突き止めた暦は、問題解決のために彼女の手助けをするのでした。

個人的にザ・アニメと言われたら真っ先に浮かぶ作品。魅力的なキャラクター達、親しみやすい空気感、とっつきやすく面白いストーリーなど、アニメをあまり見ない人でもスッと楽しめる内容になっています。また本作は登場人物達の掛け合いも非常に面白く、ギャグやパロディを交えた癖になるやり取りが多いのも魅力なのですよね。

「省エネ主義」を信条とする神山高校1年生の奉太郎は、姉との約束から廃部寸前の古典部へ入部することに。部員がいないはずの古典部でしたが、部室にはある都合で入部した1年生・えるの姿が。元古典部部長である伯父の話を思い出したいという相談を受けた奉太郎は、古典部にまつわる33年前の真実へ迫っていきます。

古典部の面々（主に奉太郎）が日常に潜む些細な謎を解き明かしていく作品ですが、謎解きパートはしっかり面白く、あっと驚く展開もあったりして見応えがあります。またストーリーだけでなく、魅力的なキャラクターや青春時代の空気感が楽しめるのも良いところ。見ていると「こういう学校生活送りたかった…」となること間違いなし。

白浜坂高校の声楽部に所属する来夏は、以前の発表会での失敗からピアノの譜面捲りを担当させられるように。歌を歌いたい彼女でしたが顧問から諦めろと告げられ、新たに合唱部を作ることを決意します。親友の紗羽と元音楽科の和奏に声を掛ける小夏でしたが、和奏には入部を断られてしまいます。

作中では、登場人物それぞれが自分の好きなことを諦めたり、離れたりすることになってしまいます。環境や心の傷と理由は様々ですが、そんな彼女達が合唱部として繋がり、再びやりたいことと真っ直ぐ向き合っていく姿はとても眩しく、同時に背中を押されるのですよね。何かに挑戦したい人には、ぜひ見て欲しい作品です。

小さい頃、正義の味方「リトルバスターズ」を結成し、色々なことをしてきた理樹と恭介ら幼馴染5人。成長し全寮制の学校に通うある日、就職活動に出ていた3年生の恭介が学校へ帰ってきます。これ機にまた昔みたいに何かしようと思い立った彼らは、浮きがちな同級生達も誘い、野球チームを結成するのでした。

ファンタジーと青春学園モノの要素が上手くまとまったシナリオになっており、非常に見応えがあるのですよね。ギャグでの笑いもありながら、心の触れ合いから来る感動もあり、かと思えば後半からのシリアスな展開では胸が苦しくなったり。笑いアリ涙アリで楽しめ、青春学園モノとしては頭一つ抜けた名作だと思います。

容姿、学力、運動能力すべてが平凡な女子高生・なる。「何か新しいことに挑戦したい」と思いつつ、気弱な性格からなかなか行動に移せずにいた彼女は、ある晩アメリカからの転校生・ハナと出会います。ハナからよさこいをやろうと誘われたなるは、自らを変えようと一歩を踏み出していくのでした。

何の取り柄もない平凡ななるが、やりたいと思ったことに挑戦していく姿には胸を打たれますね。演目での失敗や友人との衝突というシリアスなシーンも出てきますが、より真剣さが伝わってきて「そうだよね…」と思わず涙してしまいます。そして音楽もこの作品の大きな魅力。特にOP・EDは名曲で、曲調と作品の親和性の良さも相まって聴くだけで感動してしまうのです。

「妖夢」と呼ばれる人間に害を及ぼす存在と、特殊な能力を有しそれらを討伐する「異界士」が存在する世界。高校2年生の半妖（半分人間で半分妖夢）の少年・神原秋人は、ある日校舎の屋上から飛び降りようとしている少女・栗山未来を助けます。しかし助けたはずの未来は、突然秋人に襲いかかってきて…。

京アニ作品では珍しく、ファンタジー色強め・アクション多め。美しい作画は言わずもがな、本作は文芸部の4人のキャラクターもとても魅力的なのです。それぞれちょっとズレていたりユニークな性格をしていたり、掛け合いを見てるだけでもクスッときて面白いのですよね。日常系としても、ファンタジーとしても楽しめる作品です。

生来の鋭い目つきからヤンキーと勘違いされている竜児。高校2年に進級した彼は、とあるきっかけで「手乗りタイガー」と恐れられる女子生徒・大河と交流を持ちます。お互いがお互いの親友に好意を寄せていると知った2人は、恋を応援する共同戦線を張ることにし、互いに恋が実るようサポートし合うのでした

序盤はラブコメらしい甘酸っぱさとコミカルさ全開ですが、後半からは一転してシリアスさや切なさたっぷりになるのが本作の特徴。次第にお互いを特別な存在と考えるようになる竜児と大河が、それでもなお恋を応援し合う様子がなんとも焦ったく、そして切ないのです。みのりんが親友思いなのもまた良いのですよね…。

海中の街「しおししお」で暮らす光、まなか、ちさき、要の4人の中学生は、学校が廃校になったため陸の街「おしおおし」にある学校へ転校することになります。幼い頃からまなかに思いを寄せる光でしたが、ある日まなかが陸の少年・木原紡に、特別な思いを抱いていることを知ってしまいます。

ファンタジーと青春恋愛が上手くまとまった作品。好きな人は別の人が好き、という切ない恋模様は見ていて胸が苦しくなりますね。中盤からさらに切なくなる展開には、初めて見た時に「うわぁ…」と声が出てしまうほどでした。個人的に今でも色褪せることなく魅了され続けている、まさに宝物のような作品です。

誰も特別に思えないことに悩む高校生・侑。1学期のある日、侑は生徒会役員の燈子と知り合い、自身が抱える悩みを打ち明けます。侑の悩みを聞いた燈子は、自分のことを好きにならないだろう彼女に強い好意を抱き、「”私を好きにならない”という条件付きで交際してほしい」と告白するのでした。

今まで見た恋愛アニメの中で、私的TOP3に入るであろう名作。なんと言っても、侑の立ち位置が切なすぎるのですよね。一方的に好意を向けられ、でも好きになってしまうと相手に嫌われる、この状況がずっと続くので、見ていてため息が出るほど胸が苦しくなるのです。百合作品だからと敬遠するのはもったいない、非常に見応えのある恋愛作品です。

峰城大付属の3年生・春希は、最後の思い出作りのために学園祭ステージでのバンド演奏をしようと思い立ちます。バンドメンバーを探す春希の元へ、学園のアイドル・雪菜と音楽の天才・かずさがやってきて、メンバーとして加入することに。本番に向けて練習をする中、春希は段々と雪菜に好意を寄せ始め…。

すれ違いから来るヒリヒリとした三角関係がとにかく見どころ。恋愛が絡み、徐々に関係が崩れていく3人の心情が丁寧に描かれており、スク○ズとは違いどのキャラクターを見ていても辛い気持ちにさせられます。高校生達の本格的な恋愛ドラマが見たい方には非常にオススメの一作。ちなみに1との繋がりはないので2から見てOKですよ。

高校2年生の八幡は、友達を作ることを諦めて「一人ぼっち」を極めようとしているひねくれ者。見かねた生活指導担当の教師・静は、彼を「奉仕部」に無理矢理入部させることにします。校内一の才女・雪乃、八幡に好意を寄せる陽キャラ・結衣、八幡の3人は、奉仕部として生徒からの依頼を解決しながら学園生活を送っていくのでした。

リア充を皮肉ったような雪乃と八幡のモノの見方が痛快。周囲の目を気にしながら学校生活を送る生徒からの相談に対し、否定的な意見をズバッと言ってしまうところは、見ていて面白い上にスカッとするのですよね。ある種のカッコ良さすら感じ、多くの中高生が影響を受けるのも頷けます。一風変わったラブコメですが、見るとその魅力にハマってしまうはず。

将来を期待されたエリートたちが通う名門・秀知院学園。生徒会長の御行と副会長のかぐやは、互いに好意を抱いているものの、エリートゆえの高すぎるプライドから半年経っても告白できないまま。素直になれない2人は、いつしか「いかに相手に告白させるか」を練った恋愛頭脳戦を繰り広げるようになるのでした。

中々素直になれない様子は焦ったく、一方で大真面目にズレた恋愛頭脳戦を繰り広げている姿には笑ってしまいます。揺さぶりを掛け合いながら、互いに好意ダダ漏れの反応を返してしまっているところも見ていて微笑ましいのですよね。頭脳戦抜きにして、単なるラブコメ作品として見てもちゃんと面白いのがすごい所。

瑞沢高校に進学した千早は、小学校からの幼馴染である太一と再会。千早は小学生時代に離れ離れになった幼馴染・新との約束を果たすため、乗り気でなかった太一やクラスメイトを勧誘し、競技かるた部を設立します。全国大会団体戦優勝を目標に、瑞沢高校かるた部は全国の強豪達との熱戦を勝ち抜いていくのでした。

やはり見どころは競技シーン。みんなで声を掛け合ったり、仲間のために必死になったり、チーム一丸となって戦う団体戦の様子はまさに青春だなぁと心揺さぶられます。加えて予想以上に競技かるたが面白く、熱い展開や見せ場なども用意されており、3期分一気に視聴してしまいました。正直かなり面白いので、未視聴の方はぜひ見てみてください。

中学時代の苦い思い出から、高校入学を機に吹奏楽から離れようと考えていた久美子。しかし友人達からの誘いを断りきれず、渋々吹奏楽部へ入部することに。上手いとは言えない吹奏楽部でしたが、新顧問である滝先生は「全国大会出場を目指すか、楽しく過ごす部活動にするか」どちらかを選ぶよう生徒達に投げかけ…。

吹奏楽部を題材にしていますが、中身はかなりスポ根。全国出場を目指して本気で努力を重ねる学生達の姿は、見ていて自然と胸が熱くなります。挫折や衝突といった生々しい部分も描かれており、安直ですが「本気の部活っていいな」と感動してしまいました。京アニの作画が美しいのもまた良いのですよね。

「戦車道」と呼ばれる戦車同士の模擬戦が武道として競技化された現代。ある出来事をきっかけに、女子高生のみほは戦車道の強豪校を去り、無名の弱小校・大洗女子へ転入します。戦車道はやらないと決めていた彼女でしたが、履修待遇の優遇や生徒会からの圧力から、再び戦車道と向き合うことになります。

ミリタリーに興味はなかったのですが、あまりの面白さにグイグイ引き込まれました。弱小の大洗女子が、巧みな戦略を駆使して強豪校を倒し勝ち上がっていく様子は熱く爽快。戦車とスポーツを融合させたオリジナリティも見事で、手に汗握る頭脳戦はシンプルに見ていて面白いのですよね。

天才的な才能を持ちながら自身に自惚れるペコと、才能がありながら勝利に執着を見せないスマイル。弱小校の卓球部に入部した2人は、ある日県内の強豪校に、上海のジュニアチームから留学生がやってくることを耳にします。対戦を申し込んだペコでしたが、1ポイントも取れず大敗してしまい…。

全力で打ち込むスポーツの素晴らしさだけでなく、努力では及ばない圧倒的な才能に対する苦悩や挫折といった残酷な面も描かれており、見ていてグッとくるものがあります。個人的に、努力した末に卓球をやめるという選択を取ったアクマの生き方に、とても勇気をもらえました。作画は人を選ぶかもしれませんが、ぜひ一度見て欲しい名作です。

清澄高校に通う女子高生・咲は、ある日の放課後、同級生の美少女・和と出会い旧校舎にある麻雀部へと導かれます。幼い頃の心の傷から麻雀を避けていた咲でしたが、部員達からの誘いを断れず一局だけ打つことに。そこで見た咲の腕前に光るものを感じた部長・久は、本格的に彼女を部へ勧誘するのでした。

麻雀の知識は一切ないまま見たのですが、それでもハマって一気見してしまいました。5人ずつ順々に対局していく団体戦の様子はドラマチックで熱く、麻雀を知らなくても演出やセリフ・表情で「すごい！」と盛り上がれるのですよね。可愛くて魅力的なキャラクターが大勢いるのもポイントであり、好きな学校を見つけて応援するのも楽しいのです。

神奈川県の県立高校・時瀬高校に進学した愛は、部員不足から廃部寸前にある箏曲部に入部します。愛に加え箏の家元の娘・さとわや、愛の友人達も入部したことにより廃部の危機を免れた箏曲部は、力を合わせ再び全国大会出場を目指して箏に打ち込んでいくのでした。

和楽器の1つ・箏をテーマにした部活動アニメ。箏については知らないまま見たのですが、演奏シーンは鳥肌で感極まってしまいました。美しい音色に加え、初心者だった面々が練習を重ねてきたというバックボーンと、回想シーンを挟む演出から余計感動してしまうのですよね。

大陸「エンテ・イスラ」の征服を目論み侵略を開始した魔王サタン。しかし、女勇者エミリアによりその道を阻まれてしまいます。次第に追い詰められ、腹心の悪魔大元帥アルシエルと共に異世界へのゲートでの撤退を余儀なくされた魔王サタン。そんな2人がゲート漂流の果てに行き着いたのは、なんと現代日本・東京で…。

ユニークな設定とそれを活かしたギャグが秀逸で、とにかくビックリするぐらい面白かった作品。序盤でいきなり出てきた「カツ…ドゥーン…？」にはハートを掴まれました。東京で真面目に働いていたり、いやに庶民的な生活を送っていたり、そんなキャラクター達の姿に笑ってしまい、同時にとても愛着が湧くのですよね。

女子校から共学校へとなった私立桜才学園。新入生である男子生徒・タカトシは、入学早々生徒会長・天草シノに目をつけられ、男子生徒の意見も欲しいという理由から強制的に生徒会副会長に任命されてしまいます。会長を筆頭に癖だらけの生徒会メンバー達と共に、タカトシは刺激的な学園生活を送っていくのでした。

なんとこのアニメ、9割が下ネタという衝撃の内容。OPからEDまで自主規制が入りまくっているのですが、変ないやらしさはなく、どれもギャグに振り切ったものばかりで思わず笑ってしまうのです。ちなみに劇場版まで制作されており、予告でも当然のように飛び出す下ネタには一種の清々しさすら感じました。

高校2年生のさくらは、アイドルになるため東京のオーディションを受けることを決意。翌日応募書類を片手に自宅を出た途端、なんと軽トラックにはねられて死亡してしまいます。とある洋館でゾンビとして蘇ったさくらは、謎の青年・幸太郎から、佐賀県のご当地アイドルとして活動することを告げられるのでした。

完成度の高いラップやデスメタルが出てきたり、笑いどころが豊富なアイドルアニメ。ゾンビゆえの自虐ネタだったり、プロデューサーのクセが凄かったり、ギャグもいちいち笑えるのですよね。かと思いきや、各メンバーのバックボーンに感動させられるのがまた憎いところ。萌えを売りにせず、中身にしっかりと見どころがあるのがこの作品の魅力です。

不慮の事故で命を落とした高校生・和真は、死後の世界で女神アクアに異世界への転生を持ちかけられます。転生には「望むものを1つだけ持っていける」という条件を聞き、カズマは先ほどから自分を小馬鹿に扱うアクアを指定して、異世界転生に巻き込むことに。

パロディネタやキャラクターいじりなど、ギャグがしっかり面白くて、見ていて思わず吹き出してしまうシーンが多いのですよね。1期10話のデストロイヤーのくだりには爆笑しました。ストーリーもほぼないので、キャラクター達の掛け合いを見ながら日常系作品として楽しめるのも良いところ。異世界モノが苦手な人でも、この作品ならきっと楽しめるはずです。

瀬戸内の祖母の家へ遊びに来ていた少年・永澄は、海水浴中に溺れた所を人魚の少女・燦に助けられます。感謝する永澄でしたが、人魚の世界には「人魚の姿を見られた場合、どちらかが死ぬ、または正体を知った人間が人魚の身内となる」という掟が。人魚の掟に従い、永澄は燦と結婚することを決意します。

一言で表すとジェットコースターのようなギャグアニメ。とにかくギャグがひっきりなしに出てくるので、ハマるとひたすら笑いながら見れるのですよね。登場人物もクセが強く魅力的なキャラばかり（個人的にルナパパがツボ）。少し古いアニメですが、作画など気にならないという人はぜひ見てみてください。

落語家にとって寄席は大事な仕事ですが、案外楽屋でだらだらと続ける雑談の方が面白いのかも。そんな風に考える女子落語家のマリー、きぐるみ、テトラ、丸京、くくるの5人。日常のどうでもいいことから、時に放送コードギリギリの内容まで、話のネタを広げながら会話を展開させていきます。

落語家なだけあって掛け合いのテンポが小気味良く面白いので、ラジオ感覚でずっと聞いていられるのですよね。ギャグもしっかり面白く、パロディネタやメタ発言、ブラックジョークなどの攻めたギャグには声を出して笑ってしまいました。だらだらしながら見れるギャグアニメをお探しなら、この作品がピカイチ。

私立七森中学校に入学したあかりは、幼馴染で先輩の結衣と京子に連れられ、廃部になった茶道部を占拠して活動している部活「ごらく部」へ入部します。あかりのクラスメイトのちなつも部に加わり、ライバルである生徒会の面々も巻き込みながら、笑いあり、時に百合ありのまったりとした日常が描かれていきます。

クスッとくるギャグや登場人物の掛け合いも面白く、のんびりしながら見るのにはうってつけの作品。放課後に雑談したり、面白いことに挑戦してみたり、部室に泊まってみたり。ゆるい学生生活がなんとも微笑ましく、見ていて気分が和らぎます。キャラクターも個性豊かで可愛いので、ライトな百合作品として楽しめるのも良いところ。

高校入学を機に「木組みの家と石畳の街」に引っ越してきたココア。下宿先を探す休憩がてらオシャレな喫茶店に入ったココアでしたが、その喫茶店「ラビットハウス」がなんと彼女の下宿先。お世話になる家に奉仕をするという高校の方針により、一人娘のチノと共にアルバイトとして働くことになるのでした。

可愛いキャラクターや街の雰囲気など、見ていて癒されるポイントがたくさんある作品。本当にキャラクターがみんな可愛いので、些細なやりとりを見ているだけでも癒されるのですよね。時折挟むギャグもクスッとくる面白さが良い。ただし見終わると難民になってしまうのがデメリットですね。

インドア趣味で高所恐怖症の女の子・あおいは、高校進学を機に再開した幼馴染・ひなたから「一緒に山へ登ろう」と誘われます。はじめは断ろうとするあおいでしたが、幼い頃に彼女と見た美しい夕陽が思い起こされ、ひなたの勢いにも負け、登山に挑戦することになるのでした。

登山の楽しさはもちろんですが、過酷な面や挫折といったシリアスな部分も見どころ。登山に対するネガティブな心情まで丁寧に表現されており、おかげで絶景を眺めた時の感動や、落ち込んだ時の苦しさがひしひしと伝わってくるのです。見終わるとアウトドアっていいなと思わされ、登山に挑戦してみたくなるはず。

高校1年生の忍の元に、ある日1通のエアメールが届きます。差出人は、以前イギリスへホームステイした際に出会った少女・アリス。忍を慕うあまり、なんと日本へホームステイにやって来るとのこと。再開を嬉しく思う忍が教室に向かうと、そこには忍と同じ制服に身を包んだアリスの姿が…。

個人的に大好きな作品、8周は見たな…。いわゆるCGDCTであり、可愛いキャラクター達が過ごす日常になんとも癒されるのですよね。微笑ましいやり取りだったり、ちょっとしたおふざけだったり。見ているだけで今日の疲れや嫌なことがどこかへ吹っ飛んでいってしまいます。

両親の仕事の都合で東京から田舎へ引っ越してきた小学5年生のほたるは、小中併設校の「旭丘分校」に転入することに。コンビニもなく、バスは5時間に1本、旭丘分校は全校生徒が5人だけ、そんな超田舎を舞台に、ほたると友人達が送るのんびりとした日常が描かれます。

田舎で過ごすのどかな日常に癒されますね…。ちょっと道草しながら帰ったり、鬼ごっこや水遊びをして遊んだり。楽しそうに過ごすほたる達を見ていると、ほのぼのとして幸せな気持ちになるのと同時に、ちょっとセンチメンタルにも。田舎の風景だけでなく、個性あるキャラクター同士のクスッとなる掛け合いがあったり、ギャグの要素もバッチリの作品。

高校を卒業後、小学生の頃から好きだったRPG『フェアリーズストーリー』シリーズを制作しているゲーム会社「イーグルジャンプ」にグラフィッカーとして就職した青葉。優しい先輩達に囲まれ気合を入れる青葉の前に、彼女にとって憧れであり目標のキャラクターデザイナー・八神コウがやってきます。

個人的には日常系というよりも、ヒューマンドラマとして魅力的な作品。「この仕事が好きだから」「目標や夢があるから」そういう理由でひたむきに努力し仕事に取り組む青葉の姿が胸に響き、自然と涙が流れました。自分のやりたいことを仕事にするって、やはり素晴らしいことですね。働くことに悩んでいる時に見ても、良い刺激を与えてくれる作品だと思います。