【PS2】おすすめのホラーゲーム20選!今なおPS2でしか遊べない名作ホラーが満載

この記事ではPS2で遊べるホラーゲームのオススメ作品を20本ご紹介していきます。どれも本当に面白いものばかりなので、まだ遊んだことがない作品があればぜひプレイしてみてください。

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PS2でしか発売されていない作品もあるので、PS2を持っている方はぜひ遊んでみてくださいね。

おすすめのホラーゲーム20選

昭和日本の寒村を舞台にしたホラーアドベンチャーの第1作

独特の土着信仰や伝承を持つ寒村「羽生蛇(はにゅうだ)村」に関する都市伝説を確かめるべく、夏休みを利用して村を訪れた高校生・恭也。すると突然村は赤い海に囲まれ、サイレンの音が鳴り響き、「屍人」へと変貌した村人が現れます。恭也と時を同じく村を訪れていた人々は、生きるために絶望的な戦いに身を投じていきます。

世界観と難解なストーリーは秀逸!ホラー史に残る傑作

独特の世界観とストーリーは本作ならではの魅力。狂気に包まれたリアリティ漂う村の様子と、民俗学にオカルトを絡めた難解なストーリーは、世界中のユーザーから今なお熱狂的な人気を博しています。日本を舞台にした和製ホラーシリーズの第1作、気になる方はぜひ一度遊んでみてください。

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機種PS2 / PS3 / PS4(海外DL版)
発売日2004年3月18日
ブランドSCEジャパンスタジオ

SIREN2

©Sony Interactive Entertainment LLC.

離島・夜見島を舞台に描かれる名作ホラー第2作

日本近海に位置する、独自の因習を守る閉鎖的な離島・夜見島。1976年8月3日、原因不明の全島民失踪事件が発生し、島は無人島へと変わり果てます。事件から29年後の2005年。島を訪れていた雑誌編集者や自衛官達は、突如鳴り響いた不気味なサイレンをきっかけに、生き残りを賭けた絶望的な戦いへ巻き込まれていきます。

恐怖感はそのままにより遊びやすくなったサイレン

難易度が高いことで有名な『SIREN』ですが、本作はゲームシステムが改善され難易度も大きく下がって遊びやすくなっています。便利機能も追加され設計も親切になっているので、アクションゲームが苦手という方でも存分に『SIREN』の世界観を堪能できますよ。シリーズ初心者の方にもオススメ。

SFとオカルト要素が強まったシナリオ

和風テイストの強い前作のシナリオから一転、本作では離島を舞台にSFとオカルト要素が強まった内容になっていて、また新鮮な気持ちで楽しめました。緻密なストーリーは健在で、アーカイブによってゲーム世界を深く探究できる作り込みも好奇心が掻き立てられます。前作との繋がりはないので、この作品からでも楽しめますよ。

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機種PS2
発売日2006年2月9日
ブランドソニー・インタラクティブエンタテインメント

人気ホラーアドベンチャー『サイレントヒル』シリーズの第2作

最愛の妻メアリーを失い無気力な日々を送るジェイムス。そんな彼の元に、3年前に死んだはずの妻から「思い出のあの場所で待っている」という手紙が届きます。半信半疑ながら、かつて新婚旅行で訪れた観光地「サイレントヒル」へとやってきたジェイムス。しかし彼を待っていたのは狂気に溢れた恐ろしい世界で…。

ホラゲー随一の切なく奥深いシナリオが胸を打つ

本作の魅力はシナリオ。狂気の世界で紡がれる、シリーズ最高傑作とも言われる切ないシナリオには胸を打たれ、クリア後も余韻に浸るほど強く心に残りました。世界観やBGMも相まって、高い完成度を誇る素晴らしい作品だと思います。シリーズの枠を超え、ホラーゲームで見ても屈指の名作と言えるでしょう。

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機種PS2 / PS3
発売日2001年9月27日
ブランドコナミ

初代『SILENT HILL』の続編にあたるシリーズ第3作

買い物に訪れたショッピングモールでうたた寝をしていた少女ヘザーは、真夜中の遊園地をさ迷う奇妙な夢を見ます。目を覚まし家に帰ろうとする彼女でしたが、目の前の現実は異様な雰囲気に包まれた恐ろしい世界に…。戸惑いつつも探索を進めるうち、ヘザーは自身に隠された真実へと迫っていくことになります。

ホラーゲーム屈指の恐怖演出を誇る名作

『SILENT HILL』の魅力の一つが狂気の世界ですが、そんな「恐怖」の面でシリーズ最高なのが本作。裏世界に現れるクリーチャーのビジュアルを始め、オブジェクトやステージ全体のおぞましさは鳥肌ものであり、生理的嫌悪感さえ覚えるほど。ホラー好きの方は、ぜひ一度プレイしてみてください。

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機種PS2 / PS3
発売日2003年7月3日
ブランドコナミ

SILENT HILL 4: THE ROOM

©Konami Digital Entertainment

『2』で語られた「ウォルター・サリバン事件」の真相を描く第4作

サウスアッシュフィールドハイツに住むヘンリー・タウンゼントに異変が起きる。毎晩悪夢を見るようになり、そして部屋から出られなくなってしまう。ドアが開かないのはもちろん、窓や壁さえも壊すことができず、電話も通じない。部屋から出られなくなって5日目、浴室の壁に突如巨大な穴が開いた。ヘンリーはこの穴を通じて、部屋からの脱出を試みるが…。

前作までとは毛色の異なるSILENT HILL外伝作

サイレントヒルが舞台じゃない点や戦闘システムなど、大きなモデルチェンジが行われていますが、世界観は『SILENT HILL』。不気味で狂気的な世界を探検する恐怖は健在です。前作までの期待をすると肩透かしを食らいますが、1本のホラーADVとして見れば良作だと思います。シリーズでも外伝的な作品なので、過去作をプレイしてなくても遊べますよ。

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機種PS2/PS3
発売日2004年6月17日
ブランドコナミ

バイオハザード アウトブレイク

©︎CAPCOM CO.,LTD.

一般市民達のサバイバルを描いたシリーズ番外編

ラクーンシティでのバイオハザードを描いた『2』と『3』のサイドストーリーとなる本作。ある日突然未曾有の生物災害に見舞われ、一瞬にして地獄と化したラクーンシティ。誰もが希望を失う中、希望の光を失わずそこからの脱出を試みようとする、数人の市民の逃走劇が描かれる。オンライン機能に対応していましたが、現在は終了しています。

シリーズの隠れた名作!リアル思考なサバイバルホラー

主人公が非力な一般市民だったり、感染で死んだり、武器もその辺にあるものだったりとかなりリアル思考。シリーズの他作品とは毛色が異なりますが、ゆえにサバイバルホラーの緊張感や絶望感は抜群に感じられ、中にはこれをシリーズ最高傑作と推すファンもいます。オフラインでも充分楽しめるので、バイオやサバイバルホラー好きはぜひ。

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機種PS2
発売日2003年12月11日
ブランドカプコン

バイオハザード4

©︎CAPCOM CO.,LTD.

大人気サバイバルホラー『バイオハザードシリーズ』の第4作

ラクーンシティ事件から6年後の2004年。合衆国エージェントのレオンは、誘拐された大統領の娘アシュリーを探すため、単身でヨーロッパにある辺境の村を訪れていました。聞き込みを開始するも、突然村人から襲撃を受けるレオン。そこは、寄生生物「プラーガ」に乗っ取られた人間達が巣食う狂気の村となっており…。

国内外で数々のゲームアワードを受賞した傑作ホラー

これまでの作品とは一線を画し、アクションホラーへと進化した本作。シリーズらしいパニックホラーな世界観の中で、様々なアクションを駆使しながら行うサバイバル、面白すぎて夢中でプレイしました。主人公のレオンがまたカッコイイんだなぁ…。個人的にバイオ初プレイでしたが、クリア後はめでたくファンになりました。

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機種PS2 / PS3 /PS4
発売日2005年12月1日
ブランドカプコン

DEMENTO

©CAPCOM CO., LTD.

錬金術世界のダークサイドな一面を扱ったゴシックサイコホラー

深い眠りから目を醒ました少女フィオナは、自分が見知らぬ古城の地下室に閉じ込められていることを知ります。なんとか地下室を抜け出したフィオナでしたが、そんな彼女の前に異形の追跡者や禍々しい錬金術具の姿が…。偶然に救い出した犬ヒューイをパートナーに、彼女は古城からの脱出へ踏み出します。

怖くも美しいゴシックサイコホラーの世界観にうっとり

PS2最高水準のグラフィックで表現された世界観は不気味で雰囲気たっぷり。また古城を舞台にしたゴシックホラーなだけでなく、精神的にゾッとするような描写もあるサイコホラーなところもポイントなのですよね。『サイレントヒル』系の作品が好きな方には、間違いなくオススメですね。

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機種PS2/PS3
発売日2005年4月21日
ブランドカプコン

クロックタワー3

©CAPCOM CO., LTD.

ホラーADV『クロックタワー』シリーズのナンバリング第3作

親元を離れ寄宿学校に通う14歳の少女アリッサのもとに、ある日母からの手紙が届く。久しぶりの手紙に心躍らせるアリッサだったが、その内容はあまりにも不可解だった。アリッサに危険が迫っていること、15歳の誕生日が過ぎるまで隠れているようにと諭すその内容を読んで不安に駆られたアリッサは、言いつけを破って実家の下宿館に帰ってしまう。

制作会社が変わり完全に別ゲーと化したシリーズ3作

アクション操作に変更され過去作とは全くの別ゲになりましたが、これはこれで良ホラーです。初代や2のような逃げるだけの緊張感はなくなりましたが、バイオやサイレンのような探索のスリルが加わり、ホラーADVとしてはちゃんと面白い作品に仕上がっています。ボリュームも適度なので、PS2でサクッとホラーゲームを楽しみたい方にもオススメ。

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機種PS2
発売日2002年12月12日
ブランドカプコン

零 zero

©TECMO,LTD.

テクモが放つ『Project Zero』シリーズの幕開け

取材旅行中に消息を絶った作家・高峰準星。弟子・雛咲真冬は高峰の行方を追ううち、「氷室邸」という屋敷にたどり着きます。氷室邸に入った真冬、しかし彼もまた行方不明に。一週間後、兄・真冬の残したメモを手がかりに、雛咲深紅もまた氷室邸へとたどり着きます。そこに想像を超えた恐怖が待ち受けているとも知らずに…。

完成された世界観と優れた恐怖演出が秀逸

氷室邸も雰囲気バッチリだし、恐怖演出も徹底されていてとにかく怖すぎます。和のヒヤリとした、精神的にくる怖さが味わえるのは零シリーズならでは。その一方で、民族学をテーマにしたストーリーには好奇心をくすぐられ、怖いけど先が気になる絶妙な面白さがあるのですよね。今プレイしても間違いなく楽しめる作品。

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機種PS2
発売日2001年12月13日
ブランドテクモ

零 紅い蝶

©TECMO,LTD.

名作和風ホラーアクション『Project Zero』シリーズの第2作

故郷の村へとやってきた双子の姉妹・天倉澪と繭。懐かしさから回想に耽っていた澪は、ふと姉の姿が見えないことに気付きます。紅い蝶に導かれていく姉のあとを追い、自身も森の中へと踏み込んでいった彼女は、やがて地図から消えたはずの村「皆神村」に迷い込んでしまうのでした。

シリーズ最高傑作と評される切なく美しいストーリー

シリーズ特有の和の恐怖はもちろんのこと、今作では特にストーリーが素晴らしい。双子の姉妹愛と切ないストーリーにとても胸を打たれました。ホラーゲームの中で見ても屈指の名作だと思います。ヒロインが美少女なのもまた良いのですよね。なおシリーズ2作目ですが、前作との繋がりはありません。

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機種PS2/PS3(北米DL版のみ)
発売日2003年11月27日
ブランドテクモ

零 刺青ノ聲

©TECMO,LTD.

現実と夢を舞台に描く、零シリーズ3部作の最終作

幽霊屋敷と噂される日本家屋の撮影を依頼されたフリーのカメラマン・黒澤怜。成果も得られず、撮影資材の片付けを助手の雛咲深紅に任せ、最後に屋敷の廊下の奥を撮影する怜。するとカメラに、死んでしまった怜の婚約者・優雨の姿が映り込みます。その日以来、怜はその日本家屋をさまよう悪夢を見るようになるのでした。

恐怖演出はシリーズ屈指!現実を徐々に蝕む怖さ

零シリーズはどれも非常に怖いですが、中でも本作の恐怖感はファンの間でも随一と言われるほど。悪夢と現実を行き来しながらストーリーが進むのですが、徐々に現実まで侵食され、途中から安息の地がない状況になります。夢から覚めた時に恐怖演出が入ると、本気で進めたくなくなるくらい怖いのですよね…。

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機種PS2
発売日2005年7月28日
ブランドテクモ

平安時代の陰陽師をテーマにした怪談アクション

夜な夜な聞こえてくる、鼓の調べとおさなごの唄い声。亡霊のように彷徨い歩く住人と、闇に蠢く餓鬼たち。その屋敷に足を踏み入れた者は、二度と戻ってくることはなかった。戻らなくなった父親を探し屋敷へと向かう姉妹・暮葉と浮月。ところが屋敷へと入った途端、姉はどこかに消えてしまう。疑問はすぐに恐怖へと変わっていった…。

世界観、演出、シナリオの和風ホラーの雰囲気は絶品

世界観、ムービー、シナリオからくる雰囲気はまさに和風ホラーで最高。随所で挟まれる演出もかなりグロいので見応えあります。和風ホラーは結構ありますが、雰囲気がしっかり楽しめるのは本作か『零』くらいでしょう。ゲームの難易度もかなり低くて簡単なので、和風ホラーが好きな方にはぜひ遊んで欲しい作品です。

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機種PS2
発売日2004年4月1日
ブランドフロム・ソフトウェア

RULE of ROSE

©Sony Computer Entertainment Inc.

あやしげな少女達に支配された孤児院を探索するホラーADV

1930年、イギリス。少女ジェニファーはある夜、出会った謎の少年から絵本を手渡され森の中へと誘われる。少年の後を追い、森の中に佇むローズガーデン孤児院へとたどり着いたジェニファー。そこは「赤いクレヨンの貴族」という階級制度を作った少女達が支配する不気味な世界で…。敵意を持った少女達の中、彼女は孤児院に隠された真実へと迫っていく。

カルト的人気を誇る魅力的な世界観

いじめやグロテスクな演出、性的虐待を仄めかす表現などが多く含まれており、世界観はかなり陰鬱。とはいえ徹底したこの陰鬱さが本作の大きな魅力であり、随所から感じられる狂気的な雰囲気には心惹きつけられます。シナリオも謎が多いため、好きな人はとことんハマる作品となるはず。

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機種PS2
発売日2006年1月19日
ブランドソニー・コンピュータエンタテインメント

流行り神 警視庁怪異事件ファイル

©Nippon Ichi Software, Inc.

日本一ソフトウェアが送る都市伝説ホラーシリーズ第1弾

警視庁地下5階、「警視庁編纂室」。そこに左遷された主人公・風見は、都市伝説が絡む事件を担当することになる。巷では若い女性ばかりを狙った連続殺人事件が起きていた。眉をひそめる風見の元にメールが届く。「私は都内で起こっている連続殺人犯の犯人を目撃しました。」

ホラーはもちろん、ADV全体でも個人的イチ推し

都市伝説をテーマにしたシナリオ、世界観を崩さない良質なテキストとイラスト、魅力的なキャラクター。各エピソードもミステリーとホラーが融合した読み応えのあるものになっており、今プレイしても引き込まれる出来栄えです。PS2の作品ですが今なお色褪せない傑作だと思います。

科学とオカルトに分岐する秀逸なシステム

本作は選んだ選択肢や推理結果によって、”科学的”な捜査と、”オカルト”捜査の2種に分岐して事件の謎を解いていくのが大きな特徴。両ルートで事件の真相は大きく異なり、刑事として事件に介入し捜査していく面白さが味わえます。

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機種PS2 / PSP
発売日2004年8月5日
ブランド日本一ソフトウェア

流行り神2 警視庁怪異事件ファイル

©Nippon Ichi Software, Inc.

都市伝説を題材にしたサウンドノベルシリーズ第2弾

2004年にPS2向けに発売された『流行り神 警視庁怪異事件ファイル』の続編。警視庁の刑事として都市伝説を題材にした奇妙な事件を解決していくテキストアドベンチャーゲームであり、プレイヤーの選択によって「科学的な捜査」と「オカルト的な捜査」の2種類のルートに分岐していくシナリオ方式が特徴です。

オカルトとミステリーが融合した秀逸なエピソード

やはり『流行り神』は面白いですね…。都市伝説を絡めたシナリオは怖さとワクワク感があり、先が気になってどんどん読み進めてしまいます。推理ロジックなどのシステムも上手く、刑事として捜査している没入感がしっかりあるのですよね。1もかなり面白いですが、シナリオの質もボリュームもアップした2が最高傑作でしょう。

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機種PS2 / PSP
発売日2007年11月15日
ブランド日本一ソフトウェア

かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄

©CHUNSOFT

大ヒットした傑作サウンドノベル『かまいたちの夜』第2作

『かまいたちの夜』というゲームがある。1年前にペンション「シュプール」に滞在していた実在の人々をモデルに、そこで起こる惨劇を描いたテレビゲームだ。その大ヒットの礼として、透たちは原作者である我孫子武丸の別荘があるという絶海の孤島・三日月島に招待された。しかし、そこで透たちを待ち受けていたのはゲームさながらの惨劇だった…。

ミステリーから怪奇ホラーノベルになった続編

本作は前作に比べホラー風味がUP。メインシナリオはミステリーですが、サブシナリオは全体的にホラー・グロ・残虐・鬱要素が山盛りの怪奇ホラーノベルのような内容になっています。例えるなら『世にも奇妙な物語』のような感じ。個人的にはホラーとして前作が物足りなかったので、本作の雰囲気はハマりました。とはいえかなり人を選ぶ作品だと思います。

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機種PS2/PSP
発売日2002年7月18日
ブランドチュンソフト

かまいたちの夜×3 三日月島事件の真相

©CHUNSOFT

人気サウンドノベル『かまいたちの夜』シリーズ第3作にして完結篇

50年に一度の「かまいたちの夜」に三日月島で起きた事件から月日が流れた。当事者である香山は、一連の事件の中で殺害されたある人物が、今も三日月島の呪いに苦しんでいるという夢を見るようになる。そこで香山は、事件のちょうど1年後である8月15日に、事件の当事者たちを三日月島に招いて、未だ浮かばれぬ魂の供養を行う事を決意した。

賛否両論の『2』から原点回帰を目指した完結篇

メインシナリオが1本道だったり、ほぼホラーだったりと賛否両論の前作でしたが、本作は原点回帰を目指し推理によって事件を回避する構成に。シナリオも『1』と同じく我孫子武丸氏が執筆しているので、ミステリーノベルとして楽しめる作品でした。シリーズを通しての物語も巧く纏めてあり、完結篇としても良い作品だったと思います。

『1』も『2』も収録したトリプルパック

本作には『1』と『2』が収録されており、過去作のメインシナリオをまとめて楽しむことができます。選択肢が減っていたり、サブシナリオがなかったりと低ボリューム化されてはいますが、シリーズのお話を追いたい方には嬉しい収録でしょう。シリーズのストーリーだけ気になるという方は、本作から手にとって遊んでみることをオススメします。

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機種PS2
発売日2006年7月27日
ブランドチュンソフト

ネビュラ エコーナイト

©︎FromSoftware, Inc.

廃墟となった月面施設が舞台となる、『エコーナイト』第3作

2044年。リチャードと宇宙での結婚を誓った恋人クラウディアを乗せた宇宙旅客機は、月軌道を航行中になぞの事故を起こし、廃墟となった月面施設に墜落する。辛くも生還し目を覚ましたリチャードは、クラウディアの姿がどこにもないことに気付く。彼女を探し施設に潜りこんだリチャードは、そこで未練を残したままうろつく数多の亡霊達と出会う。

SF要素や新システムの導入で大きく変わったエコーナイト

SF要素が増したり、監視カメラや心拍数の概念の導入など、デザイン面で過去作と大きく異なるのが特徴。シリーズファンからは不評の本作ですが、月面施設の雰囲気はかなり怖く、エコーナイトならではのホラーテイストとも相まって、1本のスペースホラーとして非常に楽しめる作品に仕上がっています。

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機種PS2
発売日2004年1月22日
ブランドフロムソフトウェア

EXTERMINATION

©Sony Interactive Entertainment Inc.

氷と雪に閉ざされた南極大陸を舞台にしたサバイバルホラー

2005年12月24日未明、米国海兵隊特殊偵察部隊チーム『レッドライト』は、南極大陸に存在する通信が途絶えた秘密施設『フォート・スチュワート』の偵察に向かう。しかしチームを乗せた輸送機のエンジンが謎の爆発を起こし、装備の大半を失いながらも間一髪で脱出に成功したチームのメンバーは、それぞれバラバラに施設への潜入を試みることになる。

パニックホラーガンアクションというジャンルを確立した名作

氷と雪に閉ざされた南極大陸を舞台に、謎の生命体の脅威から逃げ延び、脱出を目指すパニックホラー。サバイバルホラーの雰囲気は抜群で、まさに映画『遊星からの物体X』のようで引き込まれました。『BIOHAZARD』の制作に関わった藤原得郎氏がエグゼクティブプロデューサーを務める作品であり、シナリオもゲームデザインも高水準で完成度高いです。

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機種PS2
発売日2001年3月8日
ブランドソニー・インタラクティブエンタテインメント

BLOOD THE LAST VAMPIRE

©Sony Computer Entertainment Inc.

ヴァンパイアと人間の戦いを描く『やるドラ』シリーズ第6作

父子家庭に育った主人公は、高校を中退し大検合格を目指して勉強していた。しかし、その平穏な日々は正体不明の存在に次第に脅かされていく。頭の中に響く不思議な「声」。現代社会の影に潜み人を襲う怪物「翼手」。日本刀を携えて怪物を倒す美少女・小夜の周囲で、呪われた「血」に関わる者たちの運命の歯車が回りだす。

アニメとしてはハイレベルなシリーズ屈指の良作

作画、アニメーション、ストーリー、演出、声優の演技など、アニメとしては文句なしのハイレベル。『やるドラ』シリーズの最高傑作と言ってもいい出来栄えです。しかしゲームシステムが難しすぎるのが玉に瑕。シリーズでも間違いなく面白い作品なので、ぜひ実況プレイなどででも見てみて欲しいです。

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機種PS2/PSP
発売日2000年12月21日
ブランドソニー・インタラクティブエンタテインメント

シャドウハーツ

©UNIVERSAL ENTERTAINMENT

『クーデルカ』の15年後の世界を描いたシリーズ第1作

1913年、フランスで1人の神父が殺害され、養女アリスが行方不明になる事件が発生。事件から数ヵ月後、行方不明となっていたアリスは満州の列車で護送を受けていました。そんな彼女のもとへ、養父を殺した男ロジャー・ベーコンと、彼女を守るためやってきた少年ウルが姿を現します。

怪奇ロマン的な世界観が魅力の隠れた名作RPG

ネット上では「隠れた傑作」として有名な本作。ストーリーもさることながら、ホラーを意識した世界観や演出、ユニークな戦闘システム、随所に出てくるギャグやパロディネタなど、独特の雰囲気も魅力です。特にその世界観は秀逸で、まるでホラー映画の世界をRPGで冒険しているかのよう。ホラーやグロが苦手でなければ、ぜひ遊んでみて欲しい作品です。

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機種PS2
発売日2001年6月28日
ブランドアルゼ

四八(仮)

©BANDAI SPIRITS CO.,LTD.

47都道府県で語られている実際の都市伝説をモチーフにしたADV

ある日突然、プレイヤーである「あなた」に1本の電話が入った。「新作ゲームのサンプルが当選したので、あなたのことを教えてください」という電話の向こうの相手に、名前、血液型、誕生日…果ては家族構成まで教えてしまう。しばらく経って届いた「四八(仮)」というタイトルのゲームソフト。その日を境にあなたの周りで奇妙なことが起き始める…。

2007年クソゲーオブザイヤー大賞受賞の怪作

随一のクソゲーとして非常に有名な作品ですね。ネットで仕入れたような都市伝説の数々、薄いエピソード、進行不能バグ、ヒバゴンetc。「よくこんなの発売したな」と思うくらい、上げだすと切りがないほどクソ要素の多いゲームです。ある意味で名作ホラーなので入れてみました。気になる方はぜひ実況で、本作の魅力を味わってみてください…。

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機種PS2
発売日2007年11月22日
ブランドバンプレスト

まとめ

『SIREN』や『零シリーズ』など、未だにPS2でしか遊べない名作ホラーも多々あります。ゲーマーの間では「PS2のホラーは良作が多い」と有名なので、PS2を持っている方はぜひ遊んでみてくださいね。