親近効果

最後に受け取ったイメージや情報が、その後の評価に大きく影響すること。

アンダーソンの実験(1976年)

アメリカの心理学者N・H・アンダーソンが行った実験結果を元に提唱されました。実験では、ある実際の裁判を元にした模擬裁判を行いました。

争うAとBに対して、参加者である陪審員は、Aの証言を2回聴いた後、続けてBの証言を2回聴きました。結果、陪審員はBに有利な判決を下しました。

さらに順番を入れ替えて、今度はBの証言を6回聴いた後、Aの証言を6回聴きました。結果、陪審員はAに有利な判決を下しました。

親近効果について

この実験から、受け取った情報が多いとき、人は一番最近得た情報に強く影響を受けるということが証明されました。人間関係においても、別れ際に与える印象はとても重要というわけです。

例えば、デートの別れ際など。楽しそうな表情なのか、切なそうなのか、それとも早く帰りたくてウズウズしているのか。相手から見て自分がどんな表情をしているかによって、その日のデートの印象全体にも大きく影響してくると言えるでしょう。逆に言えば仮に良いところがなかったとしても、最後に好印象を与えることで全体の印象をプラスに持っていくこともできるかもしれません。
反対に別れる前の内容を相手に印象付けたい場合は、出来るだけササッと立ち去るのが良いでしょう。謝罪などした後にその場に留まっていると、その印象の方が相手に強く残ってしまう可能性があるからです。

まとめ

最初の印象が強く影響する初頭効果がありますが、人間関係では始めも終わりも肝心ということですね。